
こういった悩みに答えます。
まず結論からいうと、一ヶ月も経たないうちにそこまで追いつめられているのであれば、無理して頑張る必要はありません。今すぐ次の仕事を探しましょう。
なぜなら、今のあなたはとても背伸びをしているからです。今のあなたに合ったお仕事を探す方が正直手っ取り早いでしょう。
ただ、どうしても頑張ろうと思うのであれば、そんなあなたをバックアップするための考え方やヒントが本記事には書かれているので、ぜひ参考にしていただければと思います。

- コールセンター業界歴15年
- 現役のオペレーションマネージャー
- 1,000人以上の採用、育成の実績あり
コールセンターを1ヶ月で辞めるのは悪ではない
僕が常々思うのは、始めて1か月で精神的に追い込まれて「辞めたい」と思うくらいなら、無理せずサッサと次の仕事を探すべきということ。
というのも、コールセンターは本当にいろいろで、ひとつのコールセンターでうまくいかなくても、他ではうまくいくなんてことはよくあるからです。
苦手なことを克服しようと努力するのもいいですが、正直、今の自分でも力を発揮してうまくやっていける環境に移る方がずっとハッピーになれるかと。
苦手な環境でダラダラ続けて結局長続きしないのであれば、スパッと判断した方が自他ともに負担がかからずいいですよ。
ただし、1ヶ月で適性を判断するのは難しい
とはいえ、コールセンターを始めて1ヶ月であなたの適性を100%判断するのは難しいです。
なぜなら、入社直後と比べて1ヶ月経つ頃には業務知識の全体像が見えてくるので、業務の難しいところもよくわかってくる時期だからです。
つまり、自分のできていないことが自覚できるようになってくるタイミングということ。これは成長の証でもあります。
そういった理由で、お仕事開始1ヶ月の時期は、実はみんなが最初に辞めたくなりやすいタイミングなんですね。
業務習得のペースは人それぞれ(3か月は見たい)
正直、コールセンターの仕事に向き不向きがあるのは事実ですが、知識習得にかかる時間は人によってかなり違います。
最初から優秀な人もいれば、逆に最初は苦戦するけど3ヶ月ほど経過したくらいから急に伸びるタイプもいます。
点と点だった知識が線になり、知識理解が二次関数的に伸びる感じですね。
ただ、最初の1〜2か月目は電話対応も多少ぎこちないかもしれませんが、3か月も経った頃には知識も定着して、問題なく対応もでき、自信もついてくるもの。
そういった意味では、コールセンターの仕事も「継続は力なり」ですね。石の上にも三ヶ月です。慣れが重要なんですね。
本当に向いていない人は会社側からお断り
とはいえ、すでに1か月乗り越えているのであれば、本当の意味で「見込みのない人」ではないのだと思います。適性のない人は1か月も耐えられないですから。
それに、本当に向いてないと会社側で判断されれば、すでに会社側から戦力外通告されているかと思います。
なぜなら、コールセンターは管理者も仕事がたくさんあって忙しいので、いつまでも特定の「使えない人」にフォローの工数をかけられないからです。
同じ工数をかけるなら、見込みのある人の育成に時間をかけたいというのが本音。
なので、会社側から肩を叩かれているわけでないのであれば、あなた自身が適性に悩んでいようとも、客観的には戦力として期待されていると考えてOKです。
メンタル不調に陥っている場合は無理してはいけない
ただし、あまりに思い悩んでいる人は、この時点で「電話に出るのが怖い」「会社に行くのが苦痛すぎる」などと感じている場合があります。
ここまでのメンタル不調に追い込まれている場合については、これ以上無理するべきではありません。
なぜなら、仕事は心身を壊してまで行うものではないですし、その状態でがんばろうとして長続きした人を僕は見たことがないからです。
ひどいケースではうつ病になる場合もあるので、それだけは絶対に避けるように、自分を守ってあげるようにしてください。
メンタル不調が強くなると、たまに突然音信普通でバックれる人がいます。保険証、入館証など回収できないと会社は何度も本人や緊急連絡先に連絡したり、自宅訪問することになるので、辞める場合は必ず正規の手続きを取りましょう。
どうせやるなら3か月を目指しましょう
以上、コールセンターを1ヶ月で辞めたいと思った場合について、アドバイスをしてみました。
最後に本記事のポイントについて振り返ってみましょう。
- 大前提として、1か月で辞めても全然OK
- 1か月経過すると自分のできていないことが自覚できるようになるので、辞めたいと思いやすい時期ではある
- 業務習得のペースは人それぞれ違うので、どうしても頑張るなら3か月は見て判断したい
- 本当に見込みのない人は会社側からすでに戦力外通告されている
- メンタル不調になるほど無理する必要は全くない
コールセンターの仕事も本当にピンキリ。いろんなセンターがあります。
ひとつのコールセンターでうまくいかなくても、他のコールセンターではフィットするということはよくあること。
もし本記事を読んでも「今の職場でこれ以上やっていくのはキツい」と思うなら、日本最大級の派遣求人サイトであるリクナビ派遣や、僕がオススメしている主要派遣会社を使って、背伸びしなくていい今のあなたに合ったレベルのお仕事を探すことをオススメします。