人見知りこそコールセンターでバイトすべき理由【職探しの注意点も】

人見知り
  • 人見知りでもコールセンターのバイトは務まるものだろうか。
  • お客さんと話すのは問題ないけど、社内でのコミュニケーションが苦手。
  • 人見知りでも務まる仕事の探し方、注意点があれば知りたい。

こういった悩みに答えます。

この記事を書いている僕は、コールセンター業界で15年の経験を持つマネージャーです。

何千人もの直雇用スタッフや派遣スタッフの採用、育成、定着に関わり、センター運営をしてきた専門家です。

こういった僕が、詳しく解説していきます。




コールセンターのバイトは人見知りこそピッタリ

コールセンターは時給やシフトの自由度が高いため、バイトとしては非常に人気のある仕事です。

しかし、沢山の人が集まる職場であるがゆえに、人見知りの人にとっては最初始めるときに躊躇してしまうかもしれません。

ただ、はじめに言っておくと、実は人見知りの人ほどコールセンターはピッタリな仕事なのです。

社内で人との直接の関わりがほぼないのがコールセンター

人見知りの多くが苦手としているのは社内の人との直接的なやり取り。面と向かったコミュニケーションです。

一方、コールセンターのバイトの場合、会話をするのはほとんど電話の先にいるお客さん。

不思議なことに、人見知りの方はなぜかお客さんとであればそれほど戸惑うことなく話せる場合が多いですね。特に対面でなく電話の先のお客さんであればなおさら。

そのため、社内での直接的な人との関わりはほぼ無しといえるくらい極限まで減らすことができるのです。

人見知りは問題ないどころか活躍すらできる

たとえば具体例をあげると、僕が実際にマネジメントしていたセンターにはオペレーターとして超優秀なT君がいました。

彼は応対品質が非常に高く、センターの模範となるようなパフォーマンスを発揮していました。

応対の速度も申し分なく、AHT(平均処理時間)やCPH(一時間あたりの対応件数)も平均以上。

まさに、コールセンターのオペレーターとしてお手本のような存在。

しかし、実のところ、そのT君は極度の人見知りでもあるんですね。

対面で面談をすると、相手と目を合わせられないし、紙(資料)を持った手はプルプル震えるし、膝もプルプル震えるし、話を振られない限り極力発言しない無口な人でした。正直、パッと見の愛想はかなり悪いです。

普通であれば、接客や対面の仕事であれば、「機嫌が悪そう」「怒ってるように見える」など言われて、ダメなやつ認定されかねないタイプ。

ただ、コールセンターでは会話の相手がすべて電話の先のお客さんなので、見た目の雰囲気や態度など全く関係ありません。

決まった通りのフローに沿って案内すればOK。

まさに、人見知りでも問題なく、活躍さえできる可能性があるのがコールセンターのバイトなんですね。

実際、T君が退職する時には「この仕事は向き不向きがあるかもしれないけど、自分にとっては良かったです」と言っていました。

注意すべき例外もある

しかし、これを読んだ人はもしかすると、「とはいえ、社内の人間関係や休憩時間、わからないことがあった時に管理者に質問しなければいけなかったりするのでは?」と疑問に思うかもしれません。

もちろん、それも一理ありますが、心配ありません。

基本的に、センターでの勤務時間は目の前のパソコンと向かい合い、電話の先のお客さんと話しているだけです。隣の人と話している時間はほぼないですし、仮に多少の時間があったとしても仕事に必要のない私語をしていると管理者に注意されますね。

休憩時間も、基本的にコールセンターの場合、他のセンターと共同で使う100〜200席規模の休憩室であることが多いです。

お一人様で座っていることも全然珍しくないですし、もちろん休憩室を使わずに休み時間は外食しても良いわけです。

注意すべきたったひとつのこと

ただし、業務中、お客さんに聞かれたことでわからないことがある時は、管理者に質問をしなければなりません。

これは新人の頃にはある程度仕方のないことです。

慣れるまでの数か月は、そういったことも多々発生するでしょう。

しかし、そういったことも業務知識が定着するにつれて発生しなくなります。管理者に聞かなくても自分でわかるようになるということです。

一点だけ注意すべきことは、業務難易度の高すぎない業務を選ぶべきです。

難しい業務になると、そもそも対応範囲が広く、お客さんからの質問も多岐にわたるため、ベテランのオペレーターでも一人で解決できないことが日常茶飯事だったりします。

そのため、管理者とのやり取り、質問などを極限まで抑えたい場合は、業務難易度の高すぎない仕事を選ぶことが必須です。

コールセンターは人見知り大歓迎!求人探しは派遣会社を通すのがコツ

以上のことから、コールセンターの仕事は社内のやり取りがほとんどなく、電話先のお客さんとのやり取りだけで済む、人見知りにはピッタリなバイトだと言えます。

コールセンターのバイトには「直接雇用」と「派遣」の2つの働き方がありますが、業務難易度が高いか低いかについては自分で判断するのが難しいため、仕事探しは派遣会社を経由することをおすすめします。

派遣会社は日常的に派遣先企業と密に関わっているため、各コールセンターの業務難易度、雰囲気、職場環境、人間関係などをよく把握しています。

派遣会社に相談して、こういった情報を事前に得た上でエントリーする仕事を選ぶことが、仕事探しで失敗しないための最大のコツです。

コールセンターの派遣求人はこちらで探すのがおすすめなので、興味のある方は参考にしてみてください。

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