
- コールセンターの仕事に興味があるけど自分の声に自信がない
- 声が高くて幼い感じだけど、そんな自分もコールセンターで働けるのだろうか
- 声質の問題で採用すらしてもらえないのかな
こういった悩みに答えます。
この記事を書いている僕は、コールセンター業界で15年の経験を持つマネージャーです。
何千人もの直雇用スタッフや派遣スタッフの採用、育成、定着に関わり、センター運営をしてきた専門家です。
今回、実際にあったリアルの相談を題材にしているので、まずは相談全文をご覧ください(この相談者は僕の本業とは一切関係ありません)。
コールセンターで働きたいと思っている男ですが、自分の声に自信がありません。
滑舌が悪いとかということではなく、自分の声を録音して聞いてみると、子供っぽい印象に聞こえます。
こんな感じの声でもコールセンターで仕事はできるものでしょうか。
それ以前に、こんな声をしている時点で不採用でしょうか。
男性で声が高くてもコールセンターは全然問題ない
男性で声が高いとか幼く聞こえるとかで、自分の声になかなか自信を持てない人がいます。
僕も同じタイプなのでよくわかります。
低くて落ち着いた、いかにも「男らしい」声質に憧れたりしますよね。
そういった声は安心感を与えるし、なんとなく説得力が増して聞こえるような気もします。
しかし、コールセンターで働くことにおいては、実際それほど声質によるハンデはありません。
なぜそう言い切れるかについて、これから順に説明していきますね。
問題ないと言い切れる3つの理由
声の高低はそれぞれに長所短所があるから
声が低いこと、声が高いことにはそれぞれ長所や短所があるので、どちらが良い悪いということではありません。
低い声は落ち着きや安心感を与えますが、聞き取りにくかったり暗い印象を与えることもあります。
逆に、高い声はどことなく信頼性が薄れる印象に聞こえることがありますが、聞き取りやすく明るい印象を与えるため、冒頭時点での関係性を築きやすかったりしますね。
コールセンターの仕事では「出だしは明るく入りましょう!」と言われることが多いので、むしろ声が高いことは悪いことばかりでもないんです。
なので、声質によってどちらが有利不利というのは実際そんなにないと僕は思っています。
声質よりも案内の中身の方が大切だから
僕たちは芸能人でも声優さんでもありません。コールセンターのお客さんは美声が聞きたくて問い合わせしてくるのではないんですね。
大事なのはお客さんがコールセンターに問い合わせてきた問題を解決することです。
つまり、大切なのは声質ではなく、圧倒的に案内の中身なんですよ。
なので、お客さんの問題さえ解決できれば、声質がどうというのはちっぽけな小さなことなので、気にすることでは全くありませんね。
採否基準に声質という項目はないから
ちなみに、コールセンターの採用面接には、当然「採否基準」というものがあります。
採用面接を通して、どういうポイントを見るのか、どのように評価するのかということが決まっているんですね。
僕も時には面接官として面接を行うことがあるので熟知していますが、その採否基準には声質に関する基準は儲けられていません。
採用面接では志望動機や会話の様子などを重点的に見ており、声質のみで落とされるということはないので、安心してください。
実際、僕自身も声が幼く自信がなかった
ちなみにですが、実際僕も声が高いし、滑舌も悪いので、声質については昔から全然自信がありません。
それこそ自分の声の録音なんて聞いたら恥ずかしいし、嫌気がさすくらい絶望します。
もっと低くてダンディな声だったらカッコよかったのに!ってずっと思っていますよ。
ただ、コールセンター業務を行うにあたっては、声質がダメとかでフィードバックされたことは社内でもお客さんからも一度もありません。
それでも、無事大手企業の正社員になれますし、マネージャーになるまで至っているわけです。
業務に慣れて余裕が出てくるにつれてある程度落ち着きを持って対応できるようになりますし、それは声質にも現われてきますよ。
なので、大丈夫です!
結論、声質は関係ないので気にする必要なし
以上の通り、結論、男性で声が高くて自信がないという方でもコールセンターの仕事は問題なくやれるということです。
声質よりも、まずは業務習得して、正しい案内をすること。
お客さんの問題解決の助けになることに集中するようにしていきましょう。
というか、相談者さんは自分の声を録音して確認してる時点でそもそも真面目で努力家なので、それさえあれば十分コールセンターでやっていけますよ。
ということで、これからコールセンターの仕事を探したい方は、最後におすすめの派遣会社と関連記事を載せておくので気になる方は参考にしてみてくださいね。