コールセンターアウトバウンド業務がきつい理由トップ5【相性大事】

きつい
  • コールセンターでアウトバウンド業務をやってるけどきつい。
  • このまま業務を継続していけるか不安。
  • 正直、アウトバウンドはきついので辞めようかと思い始めている。

こういった疑問に答えます。

この記事を書いている僕は、コールセンター業界で15年の経験を持つマネージャーです。

何千人もの直雇用スタッフや派遣スタッフの採用、育成、定着に関わり、センター運営をしてきた専門家です。

こういった僕が、詳しく解説していきます。




コールセンターのアウトバウンド業務がきつい理由トップ5

コールセンターのアウトバウンド業務がきついと感じる場合、一般的に以下のような理由があると言われています。

  • 契約が取れない
  • ガチャ切りが多すぎる
  • ノルマがきつい
  • クレームがきつい
  • 会社や商材の認知度、信頼性が低い

これらについて、ひとつずつ見ていきます。

①契約が取れない

アウトバウンド業務といえばいわゆる電話営業。商品やサービスを電話で案内して契約していただく仕事です。

一日電話しても契約が取れなければ1円にもならないのに、あなたの時給はしっかり発生するので、会社からすればあなたはコストです。

そのため、契約が取れない日々が続くと存在意義が問われるし、改善できないと会社にいるのも気まずくなりますね。

契約が取れるようになるには、管理者やトップパフォーマーのオペレーターなどにコツを教えてもらい、習得できるように努力する必要があります。

②ガチャ切りが多すぎる

アウトバウンド業務はいきなりお客さんに電話するので、相手側の状況が無視されているわけです。

忙しいところに突然電話がかかってきて、いきなり商品やサービスを勧められるため、ハッキリ言ってガチャ切りされて当たり前。

電話の9割はガチャ切りされると思った方が良いですね。

ガチャ切りされて当たり前精神で気にせず次々いける人か、どうしてもガチャ切りが負担で毎回凹んでしまう性格かで、この仕事をするにあたってのストレス度合いが大きく変わります。

③ノルマがきつい

今どきノルマというものはないのですが、企業である以上もちろん目標値は定められているので、それがノルマであるように感じることがあります。

①で説明したように、あまりにも契約が取れなさすぎると会社にとってはコストの存在なので、契約が取れるようにいろいろ指導されたり、プレッシャーがかかりますね。

建設的な態度で仕事のコツを教えてくれる場合は良いですが、万が一パワハラチックな態度でプレッシャーをかけてくる勘違いした管理者のいる職場であれば、そこで仕事を続けていくのは相当しんどくなります。

やはり、これも自分のトークスキルを磨き、契約が取れるようになることが必要です。

④クレームがきつい

アウトバウンド業務もクレームを引くことはあり得ます。ただ、基本的にはインバウンドよりは少ないです。

クレームを引くとすれば、大半は「何回も同じ電話がかかってくる!」というものです。

怒鳴られると辛いですが、たまにある事故だと思ってスルーできるかが重要です(お客さんには神妙な態度で接してくださいね)。

⑤会社や商材の認知度、信頼性が低い

会社や商材の認知度や信頼性によって、お客さんが話を聞いてくれる確率やガチャ切り度合いが変わります。

大手企業の有名なサービスであればやりやすいですが、認知度の低い会社や商材の話だと、途端に仕事がハードモードになります。

アウトバウンドをやるにしても、ある程度の知名度がある会社やサービスの方が難易度が下がります。

結局は、好き嫌いや合性の問題が大きい

コールセンターに限らず、ストレスの全くない仕事はありません。何をやるにしてもストレスは必ずありますよね。

ただ、結局のところ、好き嫌いや合性の問題が大きいです。

アウトバウンドがきついと思う人もいれば、アウトバウンドのストレスには耐性が強い人もいます。

たとえば、僕はこのことを、ドラクエやポケモンなどと似ているなぁと思っています。

ドラクエやポケモン
ドラクエやポケモンの世界では、植物系や氷系のモンスターは炎系の攻撃に弱く、水系や飛行系のモンスターは電気系の攻撃に弱い。植物がどれだけ強くなっても炎に弱いという弱点そのものは変えられない。

コールセンターの世界も同じで、アウトバウンド業務のストレスが苦手な人はアウトバウンド業務で生きていくことは辛いのです。

逆に、人によってはアウトバウンド業務こそ天職だと感じたりもするので、本当にその人のタイプ次第です。

弱点を避けて、自分にとって耐性のより強いフィールドを探すことが大切ですね。

どうしてもアウトバウンドがきついならインバウンドのコールセンターに入り直そう

とはいえ、もちろん何の努力もせずに簡単に諦めるのは違うと思うので、まずは管理者に相談しながら本当にアウトバウンド業務でやっていくのは難しいのか、よく考えましょう。

ただ、よく考えて自分に正直になった結果どうしてもアウトバウンド業務がきついと感じるのであれば、インバウンド業務にチャレンジしてみることをおススメします。

弱点克服の努力は美しいですが、正直、自分にフィットする仕事をいかに早く見つけて出会えるかが最も大事だし、手っ取り早いです。

そのためには、いくつかの仕事を経験した上で、比較検討することが効果的なのです。

インバウンド業務もきついのでは?

しかし、ここまで読んだ方は「そうは言っても、インバウンド業務もきついのでは?」と思うかもしれません。

もちろん、インバウンド業務はアウトバウンド業務と違う長所、短所があります。インバウンド業務なりの大変さも当然あります。

ただ、どんな仕事でも業務に慣れるまでは大変なもの。

その大変さの中にもやりがいや仕事のおもしろさを感じたり、自分はここならやっていけそうという自己効力感を感じられる可能性があります。

少なくとも、そこで仕事をしていく上での嫌悪感や目立ったストレスなどを感じないという手応えがつかめれば問題ないわけです。

ただ、それもいろいろ経験してみなければわからないことなんですね。

うまくいかない時は場所を変えて再チャレンジしよう

以上、「コールセンターのアウトバウンド業務がきつい!」について、僕の考えを述べてみました。

結論、アウトバウンド業務が嫌ならインバウンド業務を試してみれば良いと思っています。

逆も然りで、インバウンド業務が嫌な人はアウトバウンド業務にチャレンジしてみれば良いのです。

実際、僕もコールセンターのマネージャーとして、それで激的に状況が好転した人を何度も見てきました。まさに「適材適所」の言葉通り。

というわけで、これからインバウンド業務の仕事を探してみたいという方は、こちらの関連記事も参考にしてみてくださいね。