
- コールセンターのバイトを辞めたい
- 電話で辞めると伝えた後バイト先に行きたくないけど、なにか良い言い訳あるかな
- こういう辞め方した場合、給料はどうなるかな
こういった悩みに答えます。
この記事を書いている僕は、コールセンター業界で15年の経験を持つマネージャーです。
何千人もの直雇用スタッフや派遣スタッフの採用、育成、定着に関わり、センター運営をしてきた専門家です。
こういった僕が、詳しく解説していきます。
コールセンターバイトを電話で辞めたい【可能。給料ももらえる】
モラルの問題はあるけれど、本記事では一旦それを度外視します。実際電話のみで退職することは全然可能です。
もっといえば、会社次第では(特に派遣会社)、メールやLINEですらもいけます。
良い言い訳は正直ありません。電話でいきなり辞めることに変わりなく、それを正当化するのは厳しいですからね。
普通に、合わないと思った理由を言いつつ辞めるの一点張りするか、体調不良ですかね。会社に行けないというのも広義ではメンタル不調のようなものなので、嘘にはならないでしょう。
また、その場合の給料も、勤務実態がある以上は通常通りのサイクルで普通にもらえます。
バイトの給料は「時給」なので、何時間勤務したかが重要であり、退職するしないの結果は関係ないですからね。
そこは法律で守られているので、万が一未払いがあった場合は、労基署へGOです。
実際、バイトの退職は辞めると言った者勝ち
退職ルールの基本は、期間の定められた有期雇用なら期間満了が原則。期間の定めのない雇用は法律的には2週間前までの申告と民法に定められています。
ただ、どちらにしても、雇用主が合意さえすれば期間にかかわらず即退職は成立するのです。
コールセンターは大人数が働く職場なので、バイトが辞めることなど日常茶飯事。珍しくもなんともない。
そのため、会社側はわざわざ工数やコストをかけてまで、たった一人のバイトが辞めることに対して地の果てまで追いかけたりしません。
なので、辞めると言ったもの勝ちなのが実態です。
会社の貸与物を返却しないと緊急連絡先や自宅訪問される
実際、僕がマネジメントしてきたコールセンターでも、電話だけで退職意思を伝えてくるバイトが何人かいました。
当然、会社側としてはまず面談するために会社へ来ることを提案しますが、正直本人が拒めばどうしようもない。
ただ、会社側としても退職手続きは必要になるし、入館証は重要なセキュリティになるので回収が必要になります。
そのため、最悪、郵送でのやり取りで入館証を返却することになります。もしくは、派遣バイトなのであれば派遣会社へ渡せばOK。
ここでもシカトし続けると、会社としては緊急連絡先に電話したり、自宅訪問してでも入館証の回収に動くので注意してください。
会社の貸与物は郵送でもいいので、必ず返却することを忘れずに。
バックレ退職するとブラックリスト入りする
そういうわけで、貸与物さえ返却すれば、電話のみで退職することは可能なのです。
ただし、当たり前ですが社会人としてはモラル違反な行為なので、その影響についても理解はしておきましょう。
あまりにモラル違反な行為をすると、企業内のブラックリストに入ります。
なので、たとえば後々その会社の別業務に求人応募した場合、社内で過去の勤務実態を確認されるので、何度応募しても不採用になります。
そのため、バックレ退職を繰り返すと、徐々に将来のバイト先候補がなくなっていくので注意してください。
また、バックレ退職は現場に非常に迷惑がかかるので、あなたのモラル違反によって別の他人に嫌な思いをさせたり、手続きや現場のリカバリーなど余計な仕事を増やしていることは理解しましょう。
電話のみでバックレ退職はできるが、次に繰り返さない工夫はしよう
こういったバックレ退職は一度くらいはあっても、二度目はないように、自分なりに工夫してほしいですね。
同じことを繰り返すのは学習能力のないお馬鹿さんだし、迷惑行為を繰り返すのは人としてダメですからね。
とはいえ、バックレ退職したくなる背景は、よほど仕事内容や職場環境が自分に合っていなかったからです。
なので、今後は求人応募する前に、以下のような基本情報に関してリサーチしておくことをおすすめします。
- 仕事内容や難しさ
- 求められるスキルレベル
- クレーム対応の内容や頻度、負荷
- 職場の雰囲気
- 人間関係
- 人員構成(人数、年齢構成、男女比)
- 管理者の人柄
- 研修や現場のサポート体制
- シフトの組み方や希望休のとり方
- 退職率(特に、最初の一ヶ月)
こういった情報を事前にリサーチせずに求人応募するのは正直ギャンブルと一緒ですね。職場ガチャです。
ただ、こういった情報は自分一人で事前にリサーチするのは難しいのが現実でもあります。
なので、やはり一番無難なのは派遣会社に相談することですね。
派遣会社は派遣先企業と普段から密接に関わっているので、こういった重要情報をきちんと把握しています。
派遣会社に相談することで、本当に自分に合った職場かどうか、見極められる可能性がグッとあがるのでおすすめです。
あまり派遣会社に詳しくない方は、こちらがおすすめなので参考にしてみてくださいね。