
- コールセンター辞めたい。もう無理。
- 自分はダメな奴なので迷惑かけたくない。
- 向いてない。
こういった悩みに答えます。
結論から言うと、辞めてしまって全然問題ありません。なぜそう言えるのかについて、本記事で詳しく解説していきます。
ちなみにこの記事を書いている僕は、コールセンター業界で15年の経験を持つマネージャーです。
何千人もの直雇用スタッフや派遣スタッフの採用、育成、定着に関わり、センター運営をしてきた専門家です。
こういった僕が、詳しく解説していきます。
コールセンター辞めたい!もう無理!向いてない!と思ったら辞めてOKです
基本的に、僕はコールセンター業界を盛り上げたい側の立場を取っています。普通はここで【そう簡単に辞めてはいけない】と言うでしょう。
ですが、正直「もう無理!」と思ったら辞めてしまって全然OKです。
なぜそう言い切ることができるのか、僕の考えを説明していきます。
辞めてOKと言い切る理由5個
単に僕がコールセンターのマネージャーであるという視点以外に、採用/研修/定着に特化した経験が数年あることと、メンタルヘルス・マネジメントについて勉強した視点も踏まえて説明していきます。
理由①:実は仕事選びの時点で間違えてるから
辞めたい!もう無理!向いてない!と感じるのは本当にシンドいですよね。毎日辛くなります。
ただ、こういうことを感じる人はベテランではなく、入社1〜3か月の新人さんなんですよね。
「難しい!きちんと覚えられるか心配!不安!」ならわかりますが、「辞めたい!もう無理!向いてない!」はかなり重症です。
正直、入社間もない段階でそこまで負担に感じるということは、そもそも自分に合った仕事ではなかったということです。
自分に合わない仕事で消耗するほど辛いことはそうそうありません。
理由②:自分の気持ちに嘘はつけないから
気持ちの問題で、人間一度「無理」と思ったものは無理だからです。
辞めてはいけない理由を沢山並べることはできるけど、人間は結局感情で生きています。
たとえば、どんなに盛り上がったカップルでも、一度相手のことを「もう無理」と思ったら、生理的に受け付けなくなって復縁は難しいですよね?
それと同じで、一度折れてしまった心を再燃させるのは至難の業ですし、たまたま始めただけのバイトにそこまでする必要はありません。
理由③:ひとつの職場にこだわる理由がないから
そもそも今の仕事をしているのは生活費を稼ぐためであって、その仕事をすること自体が目的ではないですよね。
バイトであれば尚更で、特にコールセンターのバイトはほとんどの人が時給やシフト都合などの条件面に惹かれてエントリーしてきます。
だとすれば、べつに仕事は何であれ、苦にならない仕事で安定的に働いて稼ぐことがそもそもの目的のはず。
そう考えると、向いてないと感じる仕事にこだわり続ける必要はないということです。
理由④:弱点克服より適材適所が重要だから
向いていないと感じる弱点を一生懸命努力して改善することは確かに理想です。
ですが、それは時間も労力も精神力も要すること。
その一方で、コールセンターの仕事にはスキルと同じくらい、仕事の相性が重要であるのも事実です。
僕が過去にマネジメントしていたセンターにあった事例ですが、そのセンターでいわゆる「戦力外通告」となったオペレーターがいます。
しかし、別のセンターに異動したことによって、そちらの業務では相性もよく、その人のスキルや個性を生かせる環境だったため、結果的にはそちらで大活躍したケースがありました。
異動後にその人と顔を合わせたときの非常にイキイキした表情が印象的でしたね。
コールセンター業務も「適材適所」があるということで、苦労して弱点克服するよりも、自分にフィットする環境を探す方が手っ取り早いし、幸せだということの証です。
理由⑤:バイトは心身壊してまでするものではないから
適材適所ではなく弱点克服を選んだ場合、その業務を習得し、慣れるまでには大きな時間も労力も精神力もかかります。
責任感が強く、マジメで、空気を読むのが得意な人ほどメンタルを病みやすく、ストレスの強さによっては、気づいた頃にはうつ病一歩手前になっていることがあります。
一番最悪なのはメンタルを病んで、仕事もできない、お金も稼げない、回復までに長い年月を要する事態になることです。
マジメが馬鹿を見てはいけません。
辞める前に思い返してほしい唯一のこと
「自分は価値のない奴だ」と思っていませんか?もしそうだとしたら、それは違います。
綺麗事かもしれないですが、あなたは生きているだけで価値があるし、コールセンターの仕事を習得しようと努力しているだけで価値がありますよ。
もしもあなたが「ダメな自分を変えたい!」と思っているならば、そういったネガティブなことを口に出してはいけません。思考は現実化するからです。
無理に急に前向きになることはありません。まずはネガティブな自分を受け入れるところから始めましょう。
その上で、やったほうが良いと思う小さな行動を自分で選択し、達成することの繰り返しで成長し、なりたい自分に少しずつでも近づくことができますよ。
結論:それでも無理なら辞めましょう
これを読んで「よし!もう一度頑張ってみよう!」と奮い立てる人はまだエネルギーのある人です。今すぐこのブログを閉じてOKです。
しかし、「今の仕事じゃそれすらも思えない」という人は完全に心が消耗しています。
モチベーションが保てないのに嫌々やる仕事で成果が出せるほど世の中甘くないし、それを続けることでドンドン自分の自信を失っていきます。
本来もっと自分自身のためになることに費やせるはずだった時間や労力、自尊心をわざわざ無駄にするのは本当に損ですよね。
そういった「損」を避けるためには、好きなことを仕事にして成果を出すことがやはり重要です。
少なくとも苦に思っている仕事をしているようではかなり不利ですよね。
まとめ
以上、コールセンターの「辞めたい!もう無理!向いてない!」に対する僕の考えをまとめてみました。
ここまで本記事を読んでもやる気を取り戻せなかった人は、むしろ今すぐ辞めてもっと自分にフィットする、ためになる仕事を選ぶべきです。
もしも今の仕事に見切りをつけて、もっと自分に合った仕事を見つけたいという方は、以下の関連記事も参考にしてみてくださいね。