パソコンできない?コールセンターはタイピングが遅い人も働けますよ

タイピング
  • タイピング遅いしパソコン苦手だけど、コールセンターで働けるかな。
  • ブラインドタッチはできないけど大丈夫かな。
  • 具体的にどの程度のタイピング能力があればいいのかな。

こういった疑問に答えます。

まず結論からいうと、コールセンターはタイピングの遅い人でも問題なくやれるお仕事です。

本記事を読むことで、タイピングが遅くても問題ない理由と、タイピングに苦手意識のある人が仕事を探すときのコツや注意点について知ることができますよ!

ちなみに、この記事を書いている僕は、コールセンター業界15年のオペレーションマネージャーであり、何千人もの採用、育成、定着に関わってきた専門家です。

こういった僕が詳しく解説していきます。




コールセンターはタイピングが遅い人でも大丈夫な理由

コールセンターのお仕事は、タイピング速度に自信がない人でも問題なくできるお仕事です。

なぜなら、タイピングの速さはひとつの要素でしかなく、必ずしも重要視されるわけではないからです。求められるスキルレベルはそれほど高いものではありません。

そこで、実際のところ、コールセンターでパソコンスキルがどの程度求められるのか、具体的に説明していきます。

実務で求められるスキルレベル

まずは、コールセンターのお仕事で実際に行うパソコン操作について説明していきます。

コールセンターの主なパソコン操作
  • タイピング
  • マウス操作(移動、クリック)
  • 検索
  • コピー&ペースト

タイピング速度

多くのコールセンターでは1分で20〜30文字程度タイピングできれば問題ありません。

さすがに左右人差し指だけでポチポチ打つ感じだと厳しいですが、キーボードを見ながらゆっくりでも両手を使って文字を打てれば問題ないというイメージ。

なので、ブラインドタッチなどまったく必要ないですね。というか、ブラインドタッチができる人なんてほとんどいないので安心してください!

心配な人は、ブギーボード(↓こんなやつ)を導入しているコールセンターを選ぶことをおすすめします。対応中も手書きでメモできますからね。

マウス操作、検索、コピペ

どちらかというと、タイピングよりもマウス操作や検索、コピペなどの操作の方が大事だったりします。

ただ、それも最初からできなくても大丈夫。

実際に業務で必要となるパソコン操作は新人研修で教えてもらえますし、同じ操作を繰り返していくことで、嫌でも体が覚えていきますから。

Microsoft Office

ちなみに、パソコンスキルといえばワードやエクセル、パワーポイントなどのOfficeソフトを思い浮かべる人も多いと思います。

これらは使えなくてもまったく問題ありません。

スーパーバイザーやマネージャーなどの管理者を目指す人だけ使えるようになりましょう。オペレーターには不要です。

タイピング激遅の人を採用してみた結果

2020年新型コロナウイルスが蔓延していたときに、飲食業など大量の失業者が発生していたことから、僕は当時マネージャーを務めていたコールセンターでパソコンスキルの比較的低い人たちを採用しました。

面接時のタイピングテストで基準よりも遅かったのですが、人柄も良く、しっかり働いてくれそうだったので受入してみたんですね。

結果、きちんと業務習得して定着してくれたので採用して正解でした。

やはり人柄や就業意欲の方が大事であり、タイピングスキルはそれほど重要ではないなと感じたエピソードですね。

とはいえ、タイピングは速い方が良いのでは?

当たり前ですが、タイピング速度は遅いよりも速い方が良いに決まっています。

なぜなら、タイピングが速いとお客様の言っていることを素早く簡単に打ち込んでメモできるので、お客様の話に傾聴しやすくなるからです。余裕が生まれます。

ただ、タイピングが速くても傾聴力が低ければ、お客様に満足いただける対応はできませんよね。

なので、タイピングが絶対的に重要というわけではないので、仮にタイピングが遅いからといってあまり深刻に考える必要はありませんよ。

メール対応業務やチャット対応業務などをメインでやるようになったらタイピングを特訓してみてください。

仕事を探すときにこれだけは注意しよう

ただ、一つだけ仕事探しについて注意すべき点があります。それは、タイピングが遅くて自信のない人は、テクニカルサポート業務は避けるべきだということですね。

なぜなら、求められるパソコンスキルのレベルはコールセンターによって差があるものの、テクニカルサポート業務は求められるレベルがかなり高いためです。

テクニカルサポートとは?
IT製品(ソフトウェア/ハードウェア)の操作方法や故障など、技術的な問題についての問い合わせを受け、電話やメールで対応するお仕事。

面接前にタイピングテストの対策がしたい場合

ちなみに、採用面接でタイピングテストのある企業はたくさんあると思います。もしも、事前に対策しておきたい場合は「Eタイピング」というネット上の無料サービスがおすすめ。

実際に、面接時のタイピングテストとして「Eタイピング」を活用しているコールセンター企業も多いです。

やり方
  • Eタイピング」にアクセス
  • 腕試しレベルチェックの「今すぐチェック!」を押す
  • もう一度「今すぐチェック!」を押す
  • スペースキーを押したら開始

テストは1分ほどで終了し、結果が出ます。

Eタイピング

レベルが画像では「Fast」ですが、C以上であれば全く問題ありません。Dの場合はエントリーした業務次第。Eの場合はやや不安があるので、できれば事前に練習してD以上には上達しておくことをおすすめします。

>> Eタイピングのレベル一覧はこちら

EからDへは少し練習すればすぐ上がるので、パソコンを持ってる人はお仕事応募から面接日までの間に練習してみてください。

まとめ:タイピング速度はあまり気にしなくてOK!

以上、コールセンターバイトにタイピングはそれほど重要ではないということで解説してみました。

本記事の要点まとめ
  • タイピング速度が絶対ではない(左右の人差し指だけでポチポチじゃなければOK)
  • 必要なパソコンスキルは研修や実務を通して自然に身につけられる
  • Microsoft Officeを使える必要はない
  • テクニカルサポート業務は避けるべし
  • タイピングが苦手な人はブギーボードのあるコールセンターがおすすめ

ただ、ブギーボードがあるコールセンターを自分ひとりで探すのはややハードルが高いかもしれません。

なので、求人数の多い大手派遣会社に登録して相談するのが一番手っ取り早くておすすめです。

ブギーボードのあるコールセンターや、タイピング速度に自信がなくても歓迎されるコールセンターを紹介してもらいましょう。

派遣会社については以下の関連記事にまとめてあるので、よくわからない人はこちらもあわせて参考にしてみてください。

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2021年3月6日