
- 人見知りでコミュ障な自分でもコールセンターの仕事はできるかな?
- マニュアルに沿ってお客様と話すくらいならできそうだけど……
- コミュ障の人がコールセンターの仕事を選ぶときに気をつけるべきことはあるかな?
こういった悩みに答えます。
まず結論から言うと、コミュ障の人こそコールセンターのお仕事はピッタリです。
なぜなら、コールセンターのお仕事は目の前のパソコンに向かって黙々と一点集中できるお仕事だからです。
本記事を読むことで、コミュ障の人がどのようにコールセンターでお仕事できるのか理解することができますよ!

- コールセンター業界歴15年
- 現役のオペレーションマネージャー
- 1,000人以上の採用、育成の実績あり
コミュ障でもコールセンターのお仕事がしやすい理由
コールセンターでのお仕事で、人とコミュニケーションを取る場面は大きく分けると次の2つに分かれます。
- お客様とのコミュニケーション
- 職場内でのコミュニケーション
そのうち、ほとんどの場合、コミュ障の人はお客様よりも、職場内でのコミュニケーションについて心配していることが多いですね。
それぞれの場面について詳しく見ていきましょう。
1)お客様とのコミュニケーション
仕事中は常にお客様と電話で話していることになります。具体的な様子は以下の通りです。
- お客様との会話は1対1で常にパソコン画面とにらめっこ
- 対面ではないのでお互い目を合わせることはない
- トークスクリプトやマニュアルに沿って決まった対応をするだけ
- オペレーター席は基本的に日替わり制(隣の人が固定されない)
仕事中はパソコンと向かい合って電話で話しているだけなので、他のオペレーターと会話をする機会はありません。
黙々と目の前の仕事をするだけ。
そして、自称コミュ障の方でも「マニュアルに沿って顧客対応するくらいなら自分にもできそう」という人が実はかなり多いです。
意外かもしれませんが、社内で積極的に人間関係を作るでもなく一匹狼のように生きたい人にとって、コールセンターの仕事はむしろ好都合なんですね。
2)職場内でのコミュニケーション
業務中はお客様と話すばかりでオペレーター同士の会話はないと言いました。
そのため、バイト仲間とコミュニケーションがあるとすれば、休憩室での休憩時間ですね。
コールセンターの休憩室事情は以下の通りです。
- コールセンターの休憩室は通常100〜200席規模で広い(一人で座ってても全く違和感なし)
- 一人用席もある
- 休憩室は他業務のオペレーターも共通で使うため知らない人が沢山いる(お一人様は珍しくない)
- そもそも休憩室を使わず外食しに出るのもOK
このような状況のため、狭い休憩室で強制的に誰かと話さなければならない雰囲気になることがありません。
一人で座ってスマホをいじったり昼寝をしていても全然普通です。
そのため、休憩時間も安心して一人の時間を過ごすことができるんですね。
クレーム対応の多いお仕事は避けよう
このように、コールセンターのお仕事はコミュ障の人にも働きやすい環境です。
サービス業や飲食業など、同時に複数の人に対応したり臨機応変さが求められる対面接客のお仕事よりも、働くハードルは低いかと思います。
ただ、コールセンターといってもマニュアルやトークスクリプトだけでは対応しきれない場面もあります。
それは、クレーム対応ですね。
クレーム対応の多いお仕事はキツイ
クレーム対応の頻度や負荷はお仕事によってピンキリなのですが、これに当たると臨機応変な対応も必要になってくる場面があります。
フォロー体制の厚いコールセンターであれば管理者が対応交代してくれる場合もありますが、そうでなければ一人で対応するのは結構しんどいかと思います。
そのため、コールセンターのお仕事を応募する時点でクレーム対応の少ないお仕事を選ぶことが何より大切になってきます。
コールセンターのお仕事の選び方
コミュ障の人が安心してコールセンターで働くために、クレーム対応の少ないお仕事を選んでいきます。
1)アウトバウンド業務
まずオススメできるお仕事はアウトバウンド業務(会社が用意したリストをもとに電話をかけていくお仕事)です。
- テレアポ(テレフォンアポインター)
商品やサービスを紹介して契約を取ったり、訪問のアポイントを取り付ける電話営業業務 - テレマ(テレマーケティング)
商品やサービスの市場調査や顧客満足度調査、世論調査などのアンケート業務
インバウンド業務(特に総合案内系のお仕事)だと対応範囲がものすごく広く「次の電話は何の問合せを受けるんだろう」と待機中もドキドキします。
その点、アウトバウンド業務は手元のトークスクリプト(台本)を読むだけのお仕事なので、こちらの想定内の会話で済むことが安心ですね。
万が一面倒なお客様に当たっても、いざとなればこちらから切る方向に話を誘導することができるのも安心です。
研修期間が1週間以内のお仕事なら覚える内容も少なく、業務内容もそれほど難しいものではありません。
2)インバウンド業務
インバウンド業務がいい場合は、何度も言いますが、クレーム対応が少ないお仕事を選ぶのが肝ですね。
だいたい、商材やサービスが高級系のものは客層も良いですが、激安系になると客層が悪くなるのでクレームも多発する傾向にあります。
あとは、先ほど触れたように、総合案内系のお仕事は範囲が広すぎて業務知識を身につけるのも苦労するし、何の問合せを受けるのか電話を取るまでわからないのでお仕事としては難しい分類に入ります。
このあたりの見極め方については次のように整理しておくといいでしょう。
- 通信系や通販系は避ける(クレーム多い傾向)
- 激安系の商材・サービスは避ける(客層が悪い)
- 総合案内は避ける(範囲が広すぎ)
あとは、お仕事によって簡単だったり難しかったり差があるので、なるべく簡単なお仕事を選びたいですよね。
一般的には研修期間が短いほど簡単なお仕事であり、研修期間が長いほど難しいお仕事です。
それだけ覚えなければならない知識量やスキルに差があるということですね。
特に、金融系(証券会社、クレジットカード、保険など)のお仕事は研修期間2〜3か月がデフォルトなので、ハードルは高いかと。
- 研修期間の長さを目安にする
- 研修期間が1ヶ月以上かかる業務は覚えることが多く難易度高め
- 研修期間が1週間程度であれば覚える内容も少なく難易度低め
インバウンド業務を希望する場合はこれらを参考にして、クレーム対応が少なく、研修期間が短い比較的易しめのお仕事を選ぶのが、コミュ障の人にとって良いかと思いますよ。
まとめ
以上、コミュ障がコールセンターの仕事をしても問題ない理由や仕事選びのコツについてまとめてみました。
適切に仕事を選べばコミュ障でもフィットするコールセンターは沢山あります。
無理にコミュ障を治そうとするより、まずはコミュ障でも問題ないコールセンター業務を狙ってエントリーすることが何より大切です。
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