英語でコールセンターの仕事をする!レベル別・スキル別で仕事を解説

英語を生かしたコールセンターの仕事に興味があるけど……
ただ、そんなに英語に自信があるわけでもないし。。
英語の仕事未経験でも大丈夫だろうか……?

こういった疑問に答えます。

この記事を書いている僕は、IT系の大手外資系企業の正社員としてテクニカルサポート業務に5年ほど従事していた経験があります。僕は海外留学経験ゼロ、英会話スクール経験ゼロですが、そういった人でも外資系企業で英語を生かした仕事をすることは可能です。

オペレーター業務では外人相手に英語対応もしました。また、サポート業務で関わったあるプロジェクトでは日本にいながら上長は海外拠点の外人で、日常業務の大半は外人相手に英語を使ったものばかり。週一回のテレカンで日本人は僕一人のチームの中で英会話もしました。このあたりは、また別の機会にブログでシェアしたいと思います。

こういった僕が、詳しく解説していきます。

一般的に、コールセンター業務の時給は1,100〜1,300円ですが、英語ができるようになると、時給1,400〜1,700円を目指せるようになりますよ!




英語を生かしたコールセンターの仕事をレベル別・スキル別に解説します

英語を生かしてコールセンターで仕事をするといっても、内容やレベルは様々。オペレーターとして英語でお客様対応をするという選択肢もあれば、マネージャーとして委託元のお客様企業に英語で週次報告、月次報告をするなどの業務もあります。プロジェクトマネジメントで外人と一緒のチームで運用を決めたり変更したりして、新しい運用をセンター側の現場に浸透させるようなサポート業務もあります。

どのような仕事を選ぶかによって必要とされる英語のレベル・スキルも異なります。ここからは、TOEICのスコアを基準として、レベル別・スキル別の選択肢について解説していきます。コールセンターに限らず、一般的に、英語で仕事をするといえば、TOEIC600点以上が最低ラインになります。

日常会話レベル:TOEIC600点以上

TOEIC600〜700点レベルでは、英会話は厳しいまでも、英語の読み書きは概ねできるようになります。そのため、コールセンター業務としては、オペレーターとして英語のメール対応やチャット対応の仕事であれば十分対応可能です。

メール対応・チャット対応といっても、文面をすべてゼロから作るということではなく、基本的には英文メール用のテンプレートが用意されていることがほとんどです。そのため、特別必要なスキルはそれほどなく、どのテンプレートを使えば良いかという判断ができれば良いのです。それさえできれば、あとはお客様固有の情報を上書きしたり、足りない情報だけ部分的に文章を作って挿入するだけです。

英語を生かしたコールセンターの仕事にチャレンジしたいという方は、まずは英語のメール対応・チャット対応の仕事から始めることが最もハードルが低く、オススメです。

ビジネスレベル:TOEIC800点以上

TOEIC800点レベルでは、英会話も徐々にできるようになってきます。英会話で使用される単語や言い回しも、特定の業務の中ではある程度限られてくるので、慣れれば英会話にもついていけるようになります。オペレーター業務であれば英語の電話対応にもチャレンジできるレベルですが、基本的にはマニュアルも用意されているので、意外と想像より難しくないことも多いです。

また、オペレーター業務以外でも外資系企業であればいろいろな業務があります。例えば、プロジェクトマネージャーとして新サービスの開始であったり、既存サービスの仕様変更などに関わること。それに伴いコールセンターの現場側に新しい運用を浸透させるといった、チームで進めるプロジェクト管理などの仕事もあります。外人とのテレカンも頻繁に発生してきますね。

ただ、求人の新規応募の場合はどちらかというとオペレーター業務が多くて、オペレーターとしての実績を積んだところでプロジェクトマネージャー的な仕事がキャリアアップの選択肢として見えてくるというのが一般的でしょう。

プロフェッショナルレベル:TOEIC900点以上

TOEIC900点レベルになってくると、英語の読み書きも会話も流暢にこなせて、外人相手でも問題なく相互的なコミュニケーションが取れるようになります。オペレーターとして英語対応のスペシャリストになれるので、時給も1,700円前後の求人を選べるようになります。派遣スタッフとしての就業でも、一般的な正社員レベルと同等の年収を稼げるようになりますね。

また、正直、そこまでの英語スキルがあれば、オペレーターの次のステップにキャリアアップできる可能性も十分出てくるでしょう。その気があれば、正社員登用されて、経験次第でプロジェクトマネージャーなどのキャリアパスが見えてくることも夢ではありません。

キャリアアップの流れについて解説します

外資系企業のコールセンターなど、英語が業務に入ってくるようなところでは、英語スキルの有無がキャリアアップにもかなり影響してきます。日本語対応メインで、一部スキル保持者に英語対応を任せるようなセンターでも、日本語しかできない人はキャリアアップの選択肢が非常に狭まります。

特に、外資系だと「オープンポジション」といった仕組みで、空いているポジション(採用中の業務)に自分で自由に応募することができます。社内で転職するような感じで、英語で応募書類を出して、英語で面接を受けます。平均より年収が稼げるポジションだと英語スキル必須になりますが、その応募プロセスを通過してしまえば、よりやりがいのある仕事と、年収アップが約束されるので、内資の企業に比べて単純明快です。ある程度のポジションになってくると、上長が外人になったり、海外出張の機会も時には発生するようになります。

そのようなキャリアアップのチャンスを掴むにも、まずは外資系のコールセンターに入り込むことが何よりも大切です。

英語を生かしたコールセンターの仕事が未経験でも全く問題ない理由

ここまで、英語のレベル別・スキル別のコールセンター業務、キャリアアップのことなどについて解説してきました。それを踏まえて、今僕が伝えたいことは、英語を生かしたコールセンターの仕事に興味があるという人は、ドンドン挑戦してみるべきということです。英語の仕事が未経験でも、全く問題ありません。

なぜなら、最初は誰でも未経験から始めるからです。メール対応であれば、TOEIC600点もあれば十分スキルはあります。僕自身、最初に英語メールの対応業務を開始した時はTOEIC700点レベルでしたが、当時英語メール対応をしていたチームの中では対応のスピードも質も高い方でした(自分で言うのもアレですが……)。TOEIC600点レベルでメール対応をしていた人は沢山いました。

ただ、「そうは言っても実際難しいのではないか」と不安な気持ちになる人もいるでしょう。それは理解できます。実際、初めての挑戦であればどうしても不安は感じるでしょう。しかし、本当にその業務ができるスキルがあるかどうかは面接でしっかり企業側が判断してくれます。入社してしまえば、後はひたすら場数をこなして経験を積み重ねるだけですし、やりながら覚える、慣れていくことが最も大切なのです。そうすれば、気づいた頃にはいつの間にか英語の業務にも慣れているものです。

なので、繰り返し言いますが、英語の仕事未経験であっても全然ビビることはありません。ドンドン挑戦してみるべきです。英語で仕事ができたという自信は何にも代え難い経験で、これからの人生の選択肢が大いに広がりますよ!

まとめ:自信のない方はメール対応からの挑戦がおススメ

せっかくまわりの人よりも高い英語スキルがあるのに、コールセンターでオペレーター業務に終始するだけでは周りに埋もれてもったいないです。コールセンター×何かのスキルがあると「組み合わせ」で一気にあなたの市場価値が上がります。あなたの場合は、「コールセンター×英語」の組み合わせで年収大幅アップや今後のキャリアアップの可能性が広がります。

TOEICスコアが足りない人はまず600点を目指しましょう。

TOEIC600点以上ある人は、ドンドン積極的に英語求人へエントリーしてみましょう。例えば、「リクナビ派遣」などは大手サービスで、英語のコールセンター業務の求人が充実しているのでオススメです。
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