
- コールセンターの派遣バイトがどんな感じか気になる。自分にもできるかな。
- メリットはどんな感じかな。
- デメリットはどんな感じかな。
こういった疑問に答えます。
この記事を書いている僕は、コールセンター業界で15年の経験を持つマネージャーです。
何千人もの直雇用スタッフや派遣スタッフの採用、育成、定着に関わり、センター運営をしてきた専門家です。
こういった僕が、詳しく解説していきます。
コールセンター派遣の仕事はどう➜初心者も安心して始めやすい仕事です
コールセンターの派遣バイトは初心者でも安心して始めやすい仕事です。
マニュアルが整備されていて、研修講師も優しく教えてくれるので、専門知識も特別なスキルもいりません。
だからこそ、大勢の人たちがコールセンターの派遣バイトをしているんです。
そのくせ、仕事としても時給が高く、シフトの融通もききやすいということで、派遣バイトの中ではトップクラスの条件で働けることから、非常に人気のあるバイトです。
本記事では、コールセンター派遣のメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
コールセンター派遣の仕事が素晴らしい理由(メリット)
コールセンターの派遣バイトはメリットいっぱいの仕事です。
ザックリ言うとこんな感じ。
- 仕事を見つけるのが楽チン
- 効率良く稼げる
- 自由度の高い働き方
- 派遣会社が面倒を見てくれる
- 快適オフィスワーク
- ビジネスの経験が積める
- 友人が増える
- 急な出費にも困らない
これらをひとつずつ解説していきます。
仕事を見つけるのが楽チン
コールセンターでバイトを始めるにあたり、派遣会社を通すと仕事探しがとにかく簡単になります。
なぜなら、派遣の場合は沢山のバイトの中から派遣会社があなたにピッタリな仕事を提案してくれるからです。
しかも、直接雇用と違い、派遣の場合は派遣先企業との面接なしで受入可否が決まるので、手軽に仕事を始められるのが魅力。
シフトなどの就業条件にミスマッチさえなければ、比較的アッサリと仕事が決まります。
効率よく稼げる
コールセンターの派遣バイトで働くことの最大のメリットのひとつが時給の高さです。
2021年2月度 アルバイト・パート募集時平均時給調査(リクルートジョブズ)から、2021年2月の首都圏の平均時給データを抜粋してみました。
大分類 | 平均時給 |
---|---|
販売・サービス系 | 1,106円 |
フード系 | 1,082円 |
製造・物流・清掃系 | 1,120円 |
事務系 | 1,193円 |
営業系 | 1,375円 |
専門職系 | 1,226円 |
首都圏 全体 | 1,142円 |
細かく見ると、事務系の小分類に入っている「コールセンタースタッフ」は1,353円、営業系の小分類に入っている「テレフォンアポインター」は1,332円なので、首都圏全体の1,142円に比べてかなり優位です。
さすがに看護師や歯科衛生士・歯科技工士などの専門職には及びませんが、コールセンターバイトは営業に次いで稼ぎやすい仕事といえます。
時給が100円違うだけでもフルタイムなら月2万円近くの差があります。200円差なら3万円以上の差。同じ時間をかけて働くなら時給が高い方が効率的に稼げますよね。
特別なスキル・資格はないけどできるだけ効率よく稼ぎたい人は、コールセンターバイトの一択です。
自由度の高い働き方
高時給の他に、コールセンターの派遣バイトで働くことの最大のメリットのもうひとつがシフトの融通や自由度の高さです。
当然センターによって違いがありますが、週2〜5日で、一日3〜8時間のシフトを組むことができます。
時給も高いので、フルタイムで働くことはもちろん、主婦や学生、Wワーカーなど限られた時間で効率良く稼ぎたい人に向いています。
プライベートを大切にしたい人にもピッタリ。
派遣会社が面倒を見てくれる
日々の業務で何か問題や困ったこと、気になることなど、ささいなことでも何かあれば、管理者に直接申告したり相談するのが普通です。
しかし、派遣スタッフとして仕事をする場合、必ずしも現場管理者に直訴する必要はありません。
派遣会社の担当者が間に入ってくれるので、悩みなどは派遣会社担当者に相談し、派遣会社担当者から派遣先企業に必要に応じて調整してもらうなどが可能です。
言いにくいことでも派遣会社が仲介に入り、フォローしてくれるので、派遣は非常に働きやすい仕事のスタイルです。
快適オフィスワーク
コールセンターはオフィスワークなので、一日中ずっと座って仕事をしていられます。
空調も整っているので、暑い夏場や寒い冬場なども、一年を通して快適なワークスペースが準備されています。
服装も自由なので、オシャレを楽しんだり、自分らしさを大切に働くことができます。
ビジネスの経験が積める
コールセンター派遣の仕事では、普通なら正社員として入社するには難しい一流企業の業務に携わり、成長することができます。
専門知識が身につき、その業界について非常に詳しくなります。
また、単に適切な言葉遣いだけでなく、人と接する上での様々なコミュニケーションスキルを身につけることができます。
友人が増える
コールセンターは沢山の人が集まる職場です。あらゆる年代や境遇の人が働いています。
そのため、業務や休憩時間などを通して、自分と似た年代や境遇であったり価値観を持った友人と知り合う機会が多いです。
友人が増えますし、実際のところ男女の出会いなどもよくありますね。
ただ、人と接するのが好きではないコミュ障の人にとっても、実はコールセンターはピッタリだったりします。
急な出費にも困らない
派遣バイトに関しては、「前給制度」という給料の先払い制度を利用している人が意外と多いです。
必ずしもすべての派遣会社が対応しているわけではなく、一部の派遣会社で対応している制度ですが、友人同士で旅行に行きたいとか友人の結婚式に招待されたとか、急な出費にも対応できるところが魅力の制度です。
前給制度に対応している派遣会社は限られますが、派遣会社最大手のひとつ「綜合キャリアオプション」が対応していますね。
ただし、デメリットもある
このように、コールセンターの派遣バイトはメリットいっぱいの仕事ですが、やはりデメリットもあります。
- メンタルが消耗する場合あり
- 仕事が不安定
- キャリアアップしにくい
メンタルが消耗する場合あり
コールセンターのデメリットのひとつとしては、クレーム対応で気持ちが疲弊するというものがあります。
これは仕事に慣れていないコールセンター初心者ほど苦しみやすく、最悪の場合はバイトを辞めたくなります。
クレーム対応のコツを学んだり、ストレス解消法を実践したりすることで対応できますが、コールセンター初心者の場合はまずクレームが少ない業務を選ぶことが最も有効です。
コールセンターだからといって全てのセンターがクレームだらけということではありません。
仕事が不安定
コールセンターの派遣バイトはメリットだらけで、派遣会社のフォローが常にあるため非常に働きやすいです。
しかし、直接雇用と比べると雇用の安定性は劣ります。業務縮小など人員削減が必要になると、まず派遣バイトから切られるからです(いわゆる派遣切り)。
ただ、もし派遣切りにあっても、派遣会社がすぐに次の仕事を探して紹介してくれるので、実際はそこまで心配する必要はないかもです。
キャリアアップしにくい
派遣バイトでしばらく働いているうちに業務の楽しさややりがいを感じ、「長期で腰を据えて働きたい」「管理者や正社員にキャリアアップしたい」と思うようになる場合があります。
しかし、キャリアアップに関しては派遣バイトは不利な立場にあります。
なぜなら、管理者登用は基本的に直接雇用のスタッフが対象になるためです。正社員内部登用なら尚更。
そのため、派遣で働いているうちにキャリアアップに興味を持ち本気になった場合は、派遣から直接雇用に転籍させてもらうことを派遣会社に相談しましょう。
デメリットは先に対処法を理解していれば問題なし
このように、コールセンター派遣バイトにはメリットだけでなく、デメリットも存在します。
しかし、どのような仕事にも何かしらのメリットとデメリットが混在するのは当然のこと。
そのため大事なのは、どのようなデメリットがあり、どのような対処法があるのかを先に知っておくことです。
先に起こり得る問題とその対処法を理解しておけば、怖いものは何もなし。
コールセンター派遣のバイトに挑戦してみよう!
以上、コールセンター派遣のメリット・デメリットについてまとめてみました。
コールセンター派遣の仕事が気になっているならドンドン挑戦するべきです。
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