
- 仕事でプレッシャーが大きくてしんどい
- 仕事で失敗が許されないと思うと重圧が重い
- 絶対に成功しなければならないと自分をいつも追い詰めがち
こういった悩みに答えます。
仕事でミスが許されない雰囲気だったり上司の期待が大きすぎると、プレッシャーが過度にかかり精神的に疲弊するばかりか逆に失敗してしまったりしますよね。
本記事では、仕事のプレッシャーを感じやすい人の特徴を紹介するとともに、プレッシャーが強すぎることの弊害やプレッシャーへの対処法について解説します。

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仕事のプレッシャーを感じやすい人の特徴
プレッシャーの感じ方は性格による影響があるため、耐性は人それぞれです。
ここでは、どんな人が仕事でプレッシャーを感じやすいのか。その特徴について説明していきます。
悲観的な性格
悲観的な性格の人は、あらゆることを悪い方向へ考えます。自分にはできないなど、なかなか自信を持てません。
失敗して怒られたり、フィードバックを受けることばかりイメージするので、仕事のプレッシャーを感じやすくなります。
負けず嫌い
負けず嫌いな人やプライドの高い人など、まわりに自分の弱みを見せられない人は「絶対に失敗できない」と強く思う人が多いです。
必ず成功しないといけない…というように自分で自分の首をしめることとなり、自ら精神的なプレッシャーに拍車をかけていきます。
まわりの目が気になる
仕事をするにあたり、常に上司からの評価や、同僚・部下からの見られ方を気にしている人がいます。
誰しもがまわりの目を多少気にすることはあるかもしれませんが、気にし過ぎると自分の仕事を全うする意外にもいろいろと気を遣い、完璧主義になったり負けず嫌いなどプレッシャーがかかりやすい思考になります。
仕事を一人で抱える
仕事をしていれば、必ずストレスやプレッシャーはかかります。切っても切りきれません。
それでも、まわりに相談しながら緩和し、気持ちを落ち着かせて向き合っていくもの。
ただ、まわりに相談できない人はストレスを吐き出せない分、プレッシャーがどんどん積み重なっていきます。
完璧主義
プライドの高い人や負けず嫌いな人と同じく、完璧主義の人はプレッシャーを感じやすいタイプです。
なぜなら、勝手に自分で「きちんとできて当たり前」「こうあるべき」「こうでなくてはならない」と失敗できない状況に自らを追い込むためです。
高い理想と現実とのギャップを作り出し、仕事を複雑化、高度化させ、仕事のプレッシャーを自ら強めてしまいます。
仕事のプレッシャーを感じやすい場面
プレッシャーは性格の問題以外にも、仕事の場面にも影響を受けます。
プレッシャーを感じやすい場面にはある程度のパターンがあるので、以下に説明していきます。
新規業務
経験のない新しいことにチャレンジする時は、ストレスやプレッシャーを感じますよね。
特に仕事となると、まわりからの見られ方や評価を意識してしまいますよね。
絶対に成功させなければならない、失敗は許されないなどと、自らプレッシャーを強く感じてしまいます。
まわりの期待が大きい
まわりから過剰に期待されている場合もプレッシャーを感じやすいです。
例えば、「あなたなら絶対に成功できるはず」「今後の未来がかかっている」などの期待ですね。
そうなると「この仕事は絶対に失敗できない」「失敗したらまわりを失望させる」と考えたり、「あいつは大したことないやつだ」と思われたくないばかりにプレッシャーを強く感じてしまいます。
仕事の責任が大きい
大型案件など責任の大きな仕事を任された時もプレッシャーを感じやすくなります。
責任感や緊迫感が「絶対にミスは許されない」と感じさせ、大きな重圧を背負うことになります。
仕事のプレッシャーから来る悪影響
仕事は適度なプレッシャーを受けることで高いパフォーマンスを発揮できるものですが、過度のプレッシャーはさまざまな悪影響をもたらします。
ここからは、過度のプレッシャーがどのような悪影響を及ぼすのかについて解説していきます。
心身ともに疲弊する
仕事のプレッシャーが強すぎると、退勤後や休日のプライベートでも仕事のことを考えてしまいます。
その結果、常に気が休まらなかったり夜眠れなくなったりします。
十分な休息が取れなくなるので、身体的にも精神的にも疲れが溜まる一方です。
仕事のパフォーマンス低下
強すぎるストレスやプレッシャーによって頭が正常にまわらなくなり、いつもは犯さないようなミスをするようになります。
集中力が低下したり長時間保たなくなるので、仕事のパフォーマンスも低くなり、それが余計にプレッシャーを強める悪循環に陥ります。
情緒が不安定になる
強いプレッシャーのもとでは気持ちに余裕がなくなり、イライラしやすくなったり心が不安定になります。
ささいなことでイライラするようになると、柔軟な思考ができずに仕事の効率も品質も下がります。
まわりとのコミュニケーションもうまく取れなくなり、仕事に支障をきたします。
人間関係が悪化する
ストレスやプレッシャーで切羽詰まり、余裕がなくなると、まわりとの人間関係も悪化していきます。
ちょっとしたことで周囲に当たったり、頼まれごとを失念したり対応する余裕がなかったり、表情もかたくなりとっつきにくくなります。
職場の人間関係が悪くなるとまわりの信頼も得られなくなるので仕事にも支障をきたしますね。
仕事のプレッシャーへ対処する方法
過度なプレッシャーを感じることで、仕事を辞めたくなることもありますよね。
人の性格や仕事の場面によりプレッシャーの感じ方はさまざまです。
しかし、強いプレッシャーの悪影響を避けるためにも、プレッシャーを感じた時の対処の仕方を理解しておくことは大切です。
以下に、強いプレッシャーを感じた時の対処法を解説していくのでチェックしてみてください。
プレッシャー要因を書き出す
不安なことや自信がないことなど、プレッシャーの要因となっていることを書き出してみましょう。
プレッシャー要因を見える化すると、自分はどんなことでプレッシャーを感じやすいのか理解でき、問題を解消するための方法を考えたり、気持ちを整えたりできます。
まわりにフォローを求める
自分だけでプレッシャーを抱え込む人は、事が大きくなる前にまわりにフォローを求めましょう。
上司や同僚、家族、恋人、友人などに話を聞いてもらうだけでも気持ちが楽になります。
自分で話しているうちに頭の中が整理されたり、何かヒントに気づくこともあるので、誰かに話すことは大切です。
自分を責めない
うまくいかないことに対して自分を責めるのはやめましょう。
同じ失敗を繰り返さない、次回に生かせば良い、というようにポジティブな捉え方をするように心がけてください。
失敗は成功の母。失敗なくして成功はつかめません。
失敗しても次へつながることを学べば良いというスタンスで、自分を追い込みすぎずに気持ちに余白をもって仕事と向き合うようにしていきましょう。
十分に休息をとる
自分の時間をしっかり確保し、休息や睡眠、リフレッシュの時間を大切にしましょう。
仕事のことを考えずにゆっくり休んだり、好きなことや趣味に没頭する時間を作ることで、ストレスやプレッシャーを緩和することができますよ。
生活リズムを整える
過剰にプレッシャーを感じると、生活が不規則になったり、食生活が乱れたりすることもあります。
きちんと栄養摂取すること、休んで体力回復することを怠ると、疲れやすくなり頭の回転も悪くなりますし、落ち込みやすくネガティブ思考になり、余計に仕事に支障が出ます。
規則正しい生活とバランスの良い食事を大切に、生活リズムを整えるよう意識してみてください。
仕事のプレッシャーにうまく対応していこう
仕事とプレッシャーは切っても切り離せませんが、過剰なプレッシャーは身も心も疲弊させてしまいます。
そのような状態を回避するためにも、プレッシャーを強く感じた場合は一人で抱え込んだり、無理しないように気をつけましょう。
また、過剰にプレッシャーを感じている状態は、仕事のパフォーマンスも低下しがちです。
負のスパイラルに入らないように、プレッシャーの原因を突き止め、早めの対処を心がけましょう。