
- 仕事のモチベーションが上がらない
- 仕事に行くのが憂鬱だ
- 仕事のやる気が出ない。辞めたい。
仕事に行きたくなくて憂鬱に感じることはよくあることだと思います。
本記事では、なぜ仕事のモチベーションが上がらないのか、本来モチベーションを感じられる場面、モチベーションの高め方について解説します。

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- 東証一部上場企業のマネージャー職
- 1,000人以上の採用、育成の実績あり
仕事のモチベーションが上がらない理由
最初は自ら希望して始めた仕事でも、慣れてくると徐々にモチベーションが感じられなくなります。その代表例を6つ解説していきます。
1)単調な仕事の繰り返し
仕事内容が単調・簡単で、同じような仕事を毎日繰り返すだけの仕事ではなかなかモチベーションは上がりません。
だんだん「自分がこの仕事をするのに何の意味があるのか」「自分じゃなくても良いのでは」と感じるようになると、モチベーションは下がる一方。
このような場合、新しいチャレンジができる仕事がなければ状況を変えることはできないでしょう。
2)仕事が向いていない
自分が仕事に向いていないと感じる場合、モチベーションを維持するのは非常に困難です。
仕事についていく努力ももちろん大事ですが、自分と仕事の相性もとても大切な要素。
自分のスキルや特性と、仕事で求められるものが合致していなければ、努力をするほど逆に自信をなくしていく場合があります。
3)給料が割に合わない
自分の仕事の貢献度は評価として給料に反映してくるもの。
自分の頑張りが思ったほど給料に反映されていないとなると、自分は思ったほど会社に評価されていないと落ち込みますね。
頑張っても給料がなかなか上がらないと思うとモチベーションは低下していきます。
4)職場環境が悪い
職場環境の中でも最もモチベーションに影響を受けやすいのが人間関係。
職場の風通しが悪く自分の意見が言えなかったり質問しにくい環境、高圧的な上司のもとで気持ちが疲弊する環境など、人間関係は仕事のやりにくさに直結します。
残業や休日出勤、退勤後もメールなどをチェックしなければならないなどの状況が多くなるほど仕事のストレスが溜まります。
5)プライベートに問題がある
仕事内容や職場環境に問題がなくても、プライベートに問題があると、それも仕事のモチベーションに影響するものです。
家庭問題や恋人とうまくいかない、金銭問題など、何かしらの負荷があると、仕事に集中することが難しいですよね。
仕事以外の時間ではしっかり休んでリラックスしたり、趣味でうまく気分転換をする機会がないと、仕事で頑張ることが難しくなります。
6)評価制度が整っていない
自分の頑張りが適切に評価され、給料に反映される仕組みが整っていれば、やりがいを感じて仕事を頑張れるという人は多いと思います。
しかし、適切な評価制度のない会社では、頑張っても年収アップやキャリアアップにつながりません。
むしろ、何をどのように頑張れば良いのかもわからず、会社への不信感がつのるばかりで、モチベーションを維持することも難しくなりますね。
仕事のモチベーションを感じる場面
当たり前ですが、仕事のやりがいを大きく感じられるほど、仕事に意欲的に取り組むことができます。
しかし、どのようなところに仕事のやりがいを感じるかは人それぞれ。
本来、仕事のどのような場面でやりがいがあると感じられるのか、6つの代表例をあげていきます。
1)世の中の役に立っている
自分の仕事が多くの人の助けになり、喜ばれているなど、世の中の役に立っていることを「やりがい」だと感じる人は多いと思います。
一日24時間で最も多くの時間を割いているのが仕事。
社会的意義のある仕事と実感できれば仕事のモチベーションも上がってきますね。
2)自分の力が発揮できる
自分が会社の業績に貢献できていると感じることは仕事のモチベーションに大きく影響するところです。
そのためには、自分の持っているスキルや特性が十分に発揮できていることが大切。
自分の強みを生かして、まわりに認めてもらうことは、仕事の満足度に大きく影響しますね。
3)自己成長や達成感が得られる
仕事上で何かしらのチャレンジがあり、目標達成できたときに自己成長や達成感を感じることができます。
チャレンジの難易度が高ければ高いほど感動は大きくなりますよね。
こういった経験を繰り返すことで社会人として成長し、更なるステップアップを果たしたり、まわりからの尊敬や信頼を得られるようになります。
4)年収アップ
仕事で成果を出し、会社から評価されることで、昇進・昇給することができます。
お金をたくさんもらえることで生活が楽になったり欲しいものを買えたり嬉しいものですが、自分の貢献度や評価がダイレクトに数字として表れるのが年収。
会社から支払われる年収が、自分の会社への貢献度や信頼だと思うと、ゲーム感覚のように楽しく仕事ができるかもしれません。
5)キャリアアップ
自分の仕事が認められ、評価されることで、会社ではキャリアアップの機会が与えられます。少しずつ会社でのポジションが上がっていきます。
キャリアアップすることで「自分は会社に求められている」と感じられるので、自己肯定感や自信が高まります。
会社でどのようなキャリアパスの可能性が用意されていることを知り、目標を立てながら仕事をすることで前向きになれる場合も多いでしょう。
6)承認欲求が満たされる
良い仕事をするようになると、上司に褒められたり、部下や同僚に頼られる存在になります。
まわりから「あなたのおかげで仕事がうまくいった」「ありがとう」などと感謝されると、仕事を頑張って良かったと感じるでしょう。
もっとまわりの助けになりたいというモチベーションも湧いてくるかもしれません。
仕事のモチベーションを高める方法
しかしながら、仕事のモチベーションが低くても働いている人は沢山います。そう考えると必ずしもモチベーションは必要不可欠ではないかもしれません。
ただ、人生で仕事にかける時間はとてつもなく大きいので、人生をより幸せにするために、仕事のモチベーションを高める方法を考えてみましょう。
1)自己分析する
自分はどんなことで喜びを感じるのか、達成感や満足感を得られるのか、これまでの経験を振り返って細かいことでも良いので詳しく書き出してみましょう。
それによって、どのような場面で仕事に対するモチベーションを感じられるのかを連想することができます。
2)自己成長できる点を考える
現在担当している仕事の中で、何かしらチャレンジしていること、それを乗り越えた時にどのような成長につながるかを考えてみましょう。
今の仕事の中から成長につながる点があれば、将来それを生かして年収アップやキャリアアップにつながる仕事に巡り会えるかもしれません。
3)プライベートを充実させる
趣味や恋愛などプライベートを充実させることができれば、仕事を頑張る余裕を得ることができます。
むしろ、楽しいプライベートを満喫するための手段としての仕事と割り切れば、仕事も前向きに考えられるかもしれません。
4)社内異動する
仕事に前向きになるためにいろいろな努力ができるかもしれませんが、手っ取り早いのはストレス源から離れることです。
社内異動であれば、別部署の仕事内容や職場環境など事前に情報収集できるので、うまくいけば今感じているストレスを一瞬で解決できるかもしれません、
自分のスキルが発揮できやすい環境に移れるよう上司や人事部に相談してみましょう。
5)転職する
ストレス源から離れるという考え方で社内異動という手段がありますが、会社規模の問題で難しかったり、異動希望自体が却下されたり叶うまで時間がかかる場合があります。
そういった場合は転職するという選択肢も有効です。
とりあえず大手転職サービスに登録して良さげな求人を探してみると良いでしょう。リクルート系が求人数、求人内容ともにおすすめです。
まとめ:モチベーションを維持できる仕事で楽しく働こう
以上、モチベーションを感じる場面、モチベーションを感じられなくなっている理由、モチベーションを高める方法について解説してみました。
モチベーションは必須ではないかもですが、幸せな人生にするためにはとても大切なこと。
モチベーションの高め方について最後にもう一度振り返ってみます。
- 自己分析する
- 自己成長できる点を考える
- プライベートを充実させる
- 社内異動する
- 転職する
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あとは、仕事を続けながら、気が向いた時にでもチラチラ良い求人がないかチェックする感じで利用しましょう。ふとした時に良い求人に巡り会えますよ。