仕事のモチベーションが消えたと感じるよくある瞬間10選

  • 仕事のモチベーションがなくなった
  • どうしたらモチベーションが上がるんだろう

こういった疑問に答えます。

仕事のモチベーションは職場環境やプライベートなどさまざまなことが関係しています。

本記事では、僕が100人以上のキャリアコンサルティングを通してヒアリングした、モチベーションが消える時とモチベーションが上がる時の条件について紹介していきます。

この記事を書いた人

つと
  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • 東証一部上場企業のマネージャー職
  • 1,000人以上の採用、育成の実績あり

仕事のモチベーションが消える瞬間10選

仕事のモチベーションがなくなる時があるかという問いに対して全体の9割以上はYESの回答でした。

どういう時にモチベーションが下がると感じるのか、以下に上位10項目を紹介していきます。

順位 仕事のモチベーションが消える時
1位 コンディションが悪い
2位 予定が狂う
3位 やりたくない仕事
4位 公開処刑
5位 人間関係に問題あり
6位 とにかく忙しい
7位 評価されない
8位 連休明け
9位 とにかく暇
10位 まわりがやる気ない

1位:コンディションが悪い

身体的、精神的にコンディションが整っていない時はどうしても仕事に身が入りません。

体調不良、メンタル不調、睡眠不足、疲労蓄積などですね。女性の場合は生理も含まれます。

心身の調子が悪いと集中力が散漫になり、仕事の効率が低下し、ミスも増えます。時間が経過するのも遅く感じますね。

心身の調子は仕事のやる気に直結します。

2位:予定が狂う

仕事が予定していたペースで進まなかったり、思うような成果が上げられない、ミスをするなど、想定通りに仕事が進まないとイライラしたりモチベーション低下につながりますよね。

自分の責任ならまだしも、他人の影響を受けてのことなら尚更のこと。特に、几帳面や完璧主義な人には特にこたえます。

退勤直前に上司から急にな仕事を振られるなんてこともありますね。

3位:やりたくない仕事

会社で仕事をしていると好きなことだけでなく、やりたくない仕事もこなさなければならない場面があります。

苦手な仕事、やりがいの感じられない仕事、クレーム対応など。

嫌な仕事も前向きに取り組めば成長につながるものですが、やりたくない仕事ばかりになってしまうとモチベーションを保つのは難しいですよね。

4位:公開処刑

仕事のミスは誰にでもあること。むしろ、それを経験として、適切にフィードバックされることで成長していけます。

しかし、稀に人前で怒る上司がいるのは残念です。上司の威厳を示したり、指導のつもりで良かれと思ってやっている人もいる始末。

ただ、直接だろうがメールだろうが、人が見ている環境下で部下を怒ることはパワハラにも捉えられる行為であり、あってはならないこと。

このように公開処刑された人が、その後仕事のやる気を維持できるわけがなく、数日引きずってしまうことも多いでしょう。

また、自分は悪くないのに責任を擦りつけられるように怒られたり、理不尽に怒られることなども不信感につながり、仕事のやる気に直結します。

5位:人間関係に問題あり

仕事で関わる人達が自分と合わないと感じたり、苦手だったりすると、仕事のしやすさに影響します。

質問しにくかったり、報連相しにくいとなると、仕事がスムーズにできずストレスですよね。

特に、上司の場合は日常の報連相だけでなく、決裁や評価など、切ることのできない関係。上司が合わないのは致命的にキツいですね。

6位:とにかく忙しい

あまりに業務多忙な状態が続くとやる気がだんだん落ちていきますよね。

明らかに残業確定の業務量だったり、残業時間の多い日が続いたりすると、心身の疲労も溜まります。

疲れが溜まると集中力を欠き、思考停止し、やる気も低下するのは当然ですね。

7位:評価されない

自分の頑張りが評価されていないと感じるとやる気は起きませんよね。

仕事の成果や業務量に見合った給料がもらえていない、依頼された仕事に対応しても感謝されない、チャレンジや成長したことを褒めて認めてもらえない・・・

このように感じると、自分は評価されていないと感じるようになり、仕事のやる気は起きません。

8位:連休明け

連休を満喫するほど月曜日を迎えるのが嫌になり、日曜日の夜や月曜日の朝が憂鬱という声も多いです。

連休中に遊びすぎて疲れたり、夜更かしをして生活リズムが狂ったりすると、体が重くて辛いと感じますよね。

そもそも仕事や職場環境が嫌いという人は、また一週間がはじまると思うと絶望感がすごいということです。

9位:とにかく暇

客が全く来ないなど、仕事があまりに暇すぎると「何のために仕事してるんだろう」と感じ、やる気が出てきませんよね。

忙しすぎるのもいけませんが、暇すぎるのも同様にやる気に悪影響を及ぼします。

暇すぎる仕事の場合は、スキルアップを目指して学習するなど、空いた時間をうまく活用する工夫をしたいですね。

10位:まわりがやる気ない

まわりの社員がやる気なくてダラダラサボっていると「自分だけしか頑張ってない」「頑張るだけアホらしい」と感じてしまいますよね。

まわりにイライラして集中力が保てなくなります。

サボりはまわりに悪い影響を与えるようです。

仕事のモチベーションが上がる条件10選

一方で、どのような条件ならやる気を出せるのか。以下に上位10項目を紹介していきます。

順位 仕事のやる気が出る条件
1位 人間関係が良い
2位 納得できる収入
3位 ワークライフバランスが整っている
4位 オフィスが快適
5位 評価される
6位 やりたい仕事ができる
7位 柔軟な勤務体制
8位 裁量がある
9位 適度に忙しい
10位 スキルアップできる

1位:人間関係が良い

なんだかんだいって仕事は自分一人ではできません。まわりとの強力が不可欠です。

その中で、信頼できる上司や同僚がいること、互いに認め感謝し合えること、職場の雰囲気が良いこと、質問しやすいこと、気持ちよく挨拶し合える雰囲気、発言しやすいこと・・・こういったことはとても大切です。

良い人間関係があれば、それだけで仕事のやる気も出ますし、何かあってモチベーションが下がりそうな時でも踏ん張る助けになったりしますよね。

2位:納得できる収入

仕事に見合った給料をもらえることは仕事のやる気に大きく影響してきます。

やったらやった分だけもらえる、頑張りが正当に評価される・・・そういう実感が持てれば仕事に対して前向きに取り組めますし、多少苦手な仕事や嫌いな仕事でも頑張れますよね。

給料が高ければずっとモチベーションを維持できるわけではありませんが、納得できる収入があるのとないのとでは大違いと感じる人は多いでしょう。

3位:ワークライフバランスが整っている

仕事内容や労働条件よりも、ワークライフバランスを保てることが最も大事と考えている人は多いと思います。

休日がきちんと確保できること、残業が少なくてほぼ定時で帰れることなどは、体調管理にとても重要なこと。

毎日しっかりリフレッシュして翌日の仕事に備えることができれば、所定労働時間内で集中力を高め、メリハリつけて働くことができます。

仕事も家庭もプライベートも両立できることは、幸せな人生を送る上で大切な要素のひとつですよね。

4位:オフィスが快適

快適なオフィスで働けることはとても幸せなことです。

暖房や冷房などの空調が効いている、清潔感がある、使いやすいデスクやチェア、休憩室の広さや設備、ドリンク自販機・・・あるのとないのとでは大きな違いですよね。

こういった環境が整っている会社であれば、安心して仕事に集中することができます。

5位:評価される

自分の仕事を適切に評価してもらえることはモチベーションを維持する上でとても大切です。

評価がなければ、自分の仕事の出来が良いのか悪いのかもわからないし、やってもやらなくても同じと感じてやる気も落ちていきますね。

仕事に見合うお給料をもらうことや、キャリアアップが実現すること、単純に仕事のパフォーマンスについて褒めて認めてもらえるなど、評価される場面があれば「もっと頑張ろう」という気になりますよね。

6位:やりたい仕事ができる

当たり前かもですが、自分のやりたい仕事ができることはモチベーションに直結します。

ただのルーティン業務や、誰が喜んでくれるかわからない仕事、自分に向いてない仕事ばかりだとやる気が出るわけありません。

趣味や得意分野を生かせられるとやりがいを感じ、楽しく仕事ができますね。

7位:柔軟な勤務体制

時間や場所に縛られずに働きたいという願望を持っている人はとても多いと思います。

フリーランスでなくサラリーマンでも、テレワークやフレックスタイム制などの仕組みを生かすことができれば時間や場所に柔軟に働くことができます。

通勤ラッシュを避けるだけでも一日の疲れ方が変わりますし、人との関わりが苦手な人もテレワークであれば安心できますね。

8位:裁量がある

仕事をいちいち細かく指示されてする仕事は窮屈でおもしろくないですよね。

新人の頃ならまだしも、ある程度経験して独り立ちした後は、一定の裁量をもって自分のペースで伸び伸び仕事をしたいところ。

大きなプロジェクトを任されるようになると、とてもやりがいを感じてモチベーションも上がりますね。

9位:適度に忙しい

仕事は忙しすぎても暇すぎてもやる気が出ないというのは先ほど解説した通り。

程よく忙しいと仕事に集中して時間が経つのもはやいですし、経験をたくさん積むことでスキルアップも実感できます。

まわりと強力して仕事をやり遂げたという達成感も感じやすいですね。

10位:スキルアップできる

仕事を通してスキルアップできると実感することは、明るい未来を思わせ、仕事を続けるモチベーションになります。

古い価値観の会社では「仕事は他人を真似て自力で覚える」ことを強いてくることがありますが、それで生き残れる人は少ないでしょう。

研修カリキュラムや育成体制、サポート環境が充実しているほど、社員は安心してスキルアップに向けて努力できますよね。

まとめ:モチベーションの出る出ないは原因によって対策が異なる

以上、仕事のやる気が出る条件や出ない条件について、まとめてみました。

大きく要因を分けると、以下の4パターンに分類されます。

  • 自分起因
  • 他人起因(上司や同僚)
  • 環境起因
  • 仕事内容そのもの

例えば体調不良など、自分起因のことであれば自分の努力次第で状況を変えられるでしょう。

しかし、自分起因以外のものについては、なかなか自分が頑張ったところで変えることは難しいかもしれません。

人間関係の問題や、収入面の問題については特に難しいので、本当にこれらで悩んでいる人は問題解決を図るよりも、自分が別の環境に移った方が手っ取り早く解決できることも多いです。

そのため、そういった方は転職も視野に入れて検討してみると良いでしょう。