仕事を辞めるべきサイン7選。みんなの辞めたい理由と辞めない理由

  • 仕事を辞めたいなぁ
  • でも家族や顧客、同僚達のことを思えば離れられないし…
  • 良い求人があればなぁ…

こういった思いで仕事の合間に転職サイトをのぞいている人もいるかもしれないですね。

本記事では、僕が100人以上のキャリアコンサルティングを通してヒアリングした、みんなの仕事を辞めたい理由と辞められない理由について紹介していきます。

この記事を書いた人

つと
  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • 東証一部上場企業のマネージャー職
  • 1,000人以上の採用、育成の実績あり

仕事を辞めるべきサイン7選

仕事を辞めたいと思ったことがあるかという問いに対して、全体の8割以上はYESの回答でした。

どういう時に仕事を辞めたいと感じるのか、以下に上位7項目を紹介していきます。

順位 仕事を辞めたい理由
1位 人間関係の悩み
2位 理不尽な思いをした
3位 評価されない
4位 仕事がうまくいかない
5位 仕事内容に違和感
6位 残業が多すぎ
7位 体調管理ができない

1位:人間関係の悩み

仕事は一人で完結できず、まわりの人と協力し合う場面が多いもの。

たとえ仕事内容は好きでも、まわりと馬が合わない、質問しにくい、雰囲気が悪い、上司が苦手など、人間関係の問題は円滑に仕事を進める上で障壁になります。

逆に、テレワークでまわりとのコミュニケーションが減ったことで孤立しているといった悩みを抱える人も増えています。

いずれにしても、人間関係の悩みは従業員の抱える最も深刻な問題です。

2位:理不尽な思いをした

明らかに仕事が自分だけに偏っている、理不尽なクレームを受けた、一方的に上司に怒られた、他人のミスの責任をなすりつけられたなど…

このような理不尽な思いをした時、ぶつけようのない怒りが込み上げてくるように感じますよね。

あまりにこういったことが続くと退職が頭をよぎるくらいの大きなストレスになりますね。

3位:評価されない

仕事の量や責任が増えたのに給料が上がらない、成果を出したのに給料が変わらないなど、頑張りが給料に反映しない時に、仕事と給料が見合っていないと感じる人が多いですね。

給料がすべてではないにせよ、昇給はモチベーションに大きく関わるところ。

特に、30代以上の人は昔の知り合いなどと給料の差が開きだす年代です。まわりと比べて給料が低いとショックを受け、「もっと給料がもらえる会社に行きたい」「正当に評価してくれる会社に行きたい」などと感じるようになります。

4位:仕事がうまくいかない

自分の思うように仕事を進められない、仕事でミスをするといったことが続くと、まわりに迷惑をかけているような気持ちになります。

ミスや失敗は誰にでも必ずあることですが、あまり続くと自分は会社に貢献できていない、求められているレベルに達していないなどと落ち込みますね。

そのような時に上司や同僚などから厳しく責められるとモチベーションはガタ落ちで、辞めた方がいいかもと感じてしまいます。

5位:仕事内容に違和感

仕事内容が自分に合ってない、向いてない、ルーティン業務の繰り返しで飽きるなど、仕事にやりがいを感じられないと仕事のモチベーションが上がりません。

まわりで意欲的に楽しそうに仕事をしてる人を見ると、自分と比べてしまい、自分もやりがいを感じられる仕事に就きたいと感じてしまいます。

6位:残業が多すぎ

たまに残業があるとか、毎日だとしても1時間未満ならそこまで負担に感じる人は多くないようです。

ただ、毎日1〜2時間以上のような慢性的な残業体質の職場では従業員の負担が大きく、不満の原因になります。

残業過多になると体力的にも精神的にもキツいばかりか、自分や家族、パートナーとの時間も取れないなどプライベートも犠牲になってしまいます。

特に子育て世代は配偶者に家事育児の負担が偏り、夫婦喧嘩の原因になることも。

7位:体調管理ができない

ただ単に夜ふかしや不摂生だけでなく、どうしても体力的に仕事がキツくて寝ても疲れが取りきれない、休日も疲れて寝てばかりになると、仕事を辞めたくなる人は多いです。

平日夜も土日も仕事のためにプライベートが犠牲になり、何のために仕事をしてるのかわからなくなるんですね。

そして、いざ体調が悪くなっても休みづらい職場だと、今はまだ耐えられても将来が不安になります。

仕事を辞められない理由7選

一方で、仕事を辞められないと思う理由はどのようなものがあるのか。以下に上位7項目を紹介していきます。

順位 仕事を辞めない理由
1位 生活のため
2位 いいところもあるから
3位 転職活動が面倒だから
4位 転職できなさそうだから
5位 今より良くなるとは限らない
6位 転職先が決まっていない
7位 イチからやり直し

1位:生活のため

仕事を辞めて転職活動を始めても、再就職先がすぐに決まるとは限りません。

特に30代以上の人は現職でいくらか昇進、昇給している場合も多いですよね。そのため逆に、転職活動がうまくいかないと、転職先では給料が下がることも考えられます。

家庭を持って子育て中の方は特に慎重になりますよね。

そのため、退職したら生活費に困るという心配から仕事を辞めるに踏み込めないという声が多数ありました。

2位:いいところもあるから

辞めたいと思いつくことはあっても、なんだかんだ今の職場にも良いところがあるから辞められないという意見です。

仕事はキツくても人間関係がいい、給料は低いけど仕事内容は好きなどですね。

仕事内容も給料も人間関係も勤務条件もすべてが完璧という会社であれば良いですが、そうでなければ自分にとっての優先順位をつけて考えてみましょう。

優先順位や譲れない条件などの最低基準が満たされていないと感じた場合は、転職も視野に考えてみると良いでしょう。

3位:転職活動が面倒だから

転職活動が面倒くさいから仕事が辞められないという意見もあります。

たしかに転職活動にはそれなりの時間や労力が必要です。過去に転職経験があり、苦労した方ほど感じていることでしょう。

おそらく、この理由で転職できないと感じている方は、まだそこまで現職の不満が大きくない、追い詰められていない状態だろうなと思います。

そういう方は無理に転職を目指す必要もありません。ただ、いざ追い詰められてから転職活動しようとしても気力や体力が無くなり思うように進められないリスクがあります。

いつでも転職できる可能性を広げておくために、こういった方にオススメなのは転職サイトに登録「だけ」して、求人提案やスカウトだけ受け取っておくのは効果的です。

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4位:転職できなさそうだから

年齢的や、手に職がないなどの理由で転職がすぐ決まらなさそうだから辞められないと考えている人も多いです。

業界や職種によってはなかなか潰しが効かないといった悩みを持つこともありますよね。

自分のスキルやキャリアで転職できるか疑問に思っている方は特に、転職エージェントに相談してみるのが最も手っ取り早いです。

転職サイトに登録だけしてスカウト待ちしてみるのも良いでしょう。

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5位:今より良くなるとは限らない

仕事内容や給料、人間関係などに不満があって転職を決めたとしても、本当に今より良くなるのかはわからないという声も多くありました。

わざわざ転職しなくても、人間関係や仕事内容の不満なら社内異動でも解決できるかもしれないのはたしかに一理あります。

ただ、その問題が会社全体の体質や問題であれば転職が有効な解決策のひとつになりそうです。

年収アップが希望の人は、確実に希望額以上もらえるようしっかりと待遇交渉をすることが大切です。

待遇交渉に自信のない人は転職エージェントを利用して交渉自体を任せてしまいましょう。

6位:転職先が決まっていない

転職先が決まる前に退職すると、収入が途絶え生活費のリスクがあるので、安易に会社を辞めることができないと考える人が多いです。

仮に転職先が決まる前に退職した場合、転職先を早く決めなければという焦りから、転職先を妥協して決めようとしてしまいがち。

そのため、仕事を辞めようか迷っている場合は、今の仕事をしながら先に転職活動を始める方が賢明です。

結果的に今の仕事を辞めてでも移りたいと思える会社が見つかれば転職すれば良いし、そこまで魅力的な求人がなければ転職しなければ良いのです。

晴れて転職先が決まってから現職は辞めれば良いし、転職活動をした結果良い会社が見つからなかったとしても、それはそれで諦めがついてスッキリしますよね。

7位:イチからやり直し

転職すると、人間関係や仕事もイチからやり直すことになります。特に30代以上で転職する場合は年下上司や年上部下との関係性に悩むことも多いでしょう。

同業他社への転職の場合、仕事内容のキャッチアップにはそれほど時間はかかりませんが、社内ルールや風土に馴染むには少し時間がかかります。

環境が変わることに耐性が低い人は、最初はややストレスを感じるかもしれませんね。

転職活動をするなら仕事を続けながら進めるのが鉄則

以上、みんなの仕事を辞めたい理由と、仕事を辞められない理由について見てきました。

先に仕事を辞めたら生活が困る、転職先がするに見つからないかも・・・といった心配が多い印象ですが、それは当然。

先に仕事を辞めるのはリスクがあるので、仕事しながら転職活動をするのが鉄則です。

今より良い条件になる仕事が決まってから辞めれば良くて、順番が大事なんです。

そのためには、必ず大手転職サービスに登録してください。積極的に転職を実現したいなら転職エージェントに登録しましょう。

もしくは、とりあえずは受け身的に、スカウト待ちで情報収集から始めたい人は転職サイトに登録「だけ」しておけば十分でしょう。