転職は決まってないけど先に仕事を辞める長所と短所を解説します

  • 転職活動のタイミングがわからない
  • 転職活動と退職はどっちが先?
  • とりあえず仕事を辞めてから転職活動しても大丈夫?

こういった疑問に答えます。

まず結論から言うと、貯金に余裕がある人はいきなり仕事を辞めて転職活動しても問題ありません。貯金に余裕がない人は先に転職活動をしてから最後に仕事を辞めるのが基本です。

本記事を通して、先に仕事を辞めてから転職活動することのメリットとデメリットを見ていきましょう。

この記事を書いた人

つと
  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • 東証一部上場企業のマネージャー職
  • 1,000人以上の採用、育成の実績あり

転職が決まる前に仕事を辞めることのメリット

じっくり転職活動できる

転職活動となると、自己分析や企業の下調べ、応募書類の作成、面接対策などが必要になります。

そのための時間がたっぷり取れるので、転職活動に専念し、希望に沿った転職を実現できる可能性が高くなります。

時間的にも精神的にも余裕が持てることが最大のメリットです。

面接の都合をつけやすい

求人応募して書類審査が通ったら、いよいよ面接です。

仕事を辞めているので、企業側から通知される候補日程に柔軟に対応できます。

面接は平日の日中実施が多いので、特に土日休みの仕事をしている場合、先に仕事を辞めておくと日程調整がとてもしやすくて助かります。

気持ちをリフレッシュできる

これまで仕事で追い詰められてきた人は、そのままの流れで転職活動をテキパキと進めることが厳しいですよね。

一旦仕事を辞めて、ある程度気分転換して落ち着くことによって、転職活動への気持ちが強くなります。

即入社OK

書類選考、面接など合格し、最終選考を通過できた場合、そこから企業側と待遇や入社日などの具体的な交渉が始まります。

その時、仕事をしながら転職活動する場合は、現職の退職交渉や取得する有休消化期間により、入社日について企業側からの要望と折り合いをつけるのが難しい場合があります。

その場合、状況に応じて急いで退職交渉を進めたり、有休も100%消化できずに中途半端になる可能性があります。

その点、先に仕事を辞めていれば、そういった心配はないですし、企業側の要望に合わせて即日入社することも可能です。

スキルアップの時間確保

仕事を辞めてから転職先が決まったり、入社日を迎えるまでにはある程度の期間が空きますよね。

その間に、例えば、通信講座などでスキルアップを目指すのも良いでしょう。

ビジネス系の講座で転職に必要なスキルを身につけたり、転職後に生かせそうなスキルを先に習得して準備しておくなども良いですね。

ユーキャンの人気講座ランキングや、ぴったり講座診断を見てみるとおもしろいですよ。

今すぐ会社を辞められる

今の職場が嫌で転職したいという人ならば、先に仕事を辞めてから転職活動することの最大のメリットは、今の会社からすぐに縁を切れること。

とにかくストレス源からすぐに離れて、気持ちをリフレッシュすることで、転職活動を含めいろんなことに取り組む元気が戻ります。

何をやるにしても、まずは体とメンタルの調子を整えることが大切です。

転職が決まる前に仕事を辞めるデメリット

生活費の心配がある

仕事を先に辞めてしまうと収入が途絶えるので、経済的な不安が大きくなります。

自己都合で辞める場合、失業保険が出るまでに時間もかかるので、よほど貯金に余裕がある人でなければ生活費の問題があるでしょう。

プレッシャーに押しつぶされる


退職直後はこれまで大変だった仕事から解放されて良い気分ですが、2〜3週間も経つと急に不安が大きくなっていきます。

なかなか転職先が決まらない、早く転職先を決めないと…などと日が経つにつれ焦り出すのです。

転職活動が長引くほどメンタル的にも金銭的にも追い詰められ、厳しくなります。

冷静さを失い妥協する

転職活動が長引くにつれ、生活費で貯金が減り、早く決めなければと今後の金銭面が不安になってきます。

そのため、焦りで冷静さを失い、いつの間にか妥協して早く決まりそうな企業に転職活動の目線が下がっていきます。

貯金を減らしただけで、結局当初思い浮かんでいた未来像は得られず、妥協してしまうなんて本末転倒ですよね。

年金や保険の手続きが面倒

転職する際に、現職の退職からすぐに次の会社に入社する場合は、次の会社に必要書類を提出するだけで年金や保険の手続きをしてくれます。

しかし、次の会社までに空白期間がある場合は、国民年金や国民健康保険への切り替えが必要のため、区役所などで手続きが必要です。

メリハリをつけるのが難しい

とりあえず仕事を先に辞める場合、転職活動のためにじっくり時間を使えると思いますよね。

もちろん、その通りなのですが、その代わり自分で転職活動をきちんと進める責任も持たなければなりません。

仕事を先に辞める以上、一定期間内に転職を決めないと、無収入期間が続いて生活が厳しくなります。

いつでも転職活動できると思って逆にダラダラ怠けて身が入らないという本末転倒なことにもなりかねないので、目標期間を決めて、しっかり自分をコントロールしていく必要がありますね。

結論:先に仕事を辞めて良いかは貯金の余裕次第

以上、先に仕事を辞めてから転職活動することのメリット・デメリットについてまとめてみました。

先に現職を辞めてOKかどうかは貯金の余裕次第。

せめて、失業手当が給付されるまで生活が持ちこたえられるくらい、貯金に余裕のある人は仕事を先に辞めても問題ありません。

貯金の余裕がない人は転職が決まってから会社を辞めましょう。

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退職交渉には代行サービスも使える

現職の仕事を辞める時に、上司や人事部に退職意思を伝え、退職願を提出するなどのプロセスがありますよね。

もちろん自分で進められる人は問題ないのですが、退職交渉するにあたりいろいろ問題のある人もいるかと思います。

ハラスメント上司がいるとか、メンタル不調でそもそも会社に行くのが難しいとか、退職意思を伝えたのに突っぱねられるとか、そういう場合は退職代行サービスを利用するのも「あり」ですね。

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