仕事が遅いと言われて落ち込む…。よくある特徴と改善方法9選

日々の仕事はなんとかこなしているけれど、自分は仕事が遅いような気がして自信が持てません・・・

こういった悩みに答えます。

人それぞれ仕事のペースは違いますが、もっと仕事がはやくできるようになりたい!

そんなふうに思いますよね。

本記事では、仕事が遅い人のよくある特徴と改善策について解説していきます。

この記事を書いた人

つと
  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • 東証一部上場企業のマネージャー職
  • 1,000人以上の採用、育成の実績あり
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仕事が遅い人のよくある特徴

仕事が遅いといっても人それぞれ仕事の役割や置かれた状況は異なるので、仕事のペースも人それぞれ異なります。

また、自分自身の感覚で仕事が遅いと感じているのか、それとも他人から指摘されているのかの違いもあります。

ただ、仕事が遅いとされる人の一般的な特徴はあるので、そのよくあるパターンについて解説していきます。

自分に当てはまるものがいくつあるか、チェックしてみてください。

時間配分ができていない

時間配分ができずにひとつひとつの仕事をダラダラやってしまうのは、仕事が遅い人によくあるパターンです。

このタスクは何時までに終わらせるといった目標時間を決めてかからないと、結局ダラダラ時間を必要以上に使うだけとなり、その日に予定していた仕事が消化できずに終わります。

また、ひとつひとつの仕事に時間がかかりすぎることで、いつの間にか疲れも溜まり、効率も落ちていきます。

仕事にかける時間や優先順位をつけられないと適切にスケジュールが管理できないので、仕事が非効率で遅くなってしまいます。

完璧主義

仕事の完成度を上げることは大切ですが、完璧を求めすぎると効率が悪くなり、結果的に仕事は遅くなります。

しかし、仕事は品質とともに必ず効率や期限が付きまとうので、品質と効率のバランスをうまく取らなければなりません。

完璧が求められる部分と、必ずしも完璧でなくても良い部分を見極めて判断できないと、すべてを完璧に仕上げようとして時間を必要以上に使い、遅くなってしまいます。

ひとりで抱え込む

仕事を自分ひとりで抱え込む人も仕事が遅い人によく見られる特徴です。

何でもかんでも人を頼るのは良くないですが、自分ひとりで解決できない問題を無理に抱え込むと仕事は進みません。

一定時間考えても解決できない問題は誰かに質問や確認をしたり、作業を一部依頼したりと、まわりを巻き込んで対処することも大切です。

自分で抱え込んで仕事が進まないのは、多くの場合、自分ひとりだけの問題ではなく、それにより周りにも迷惑をかけることになります。

仮にまわりを頼ることで一時的にその人の仕事を止めてしまったとしても、それによりチーム全体の仕事がはやく前に進むならそっちの方がはるかに効率的なのです。

効率を意識できていない

単にひとつひとつの仕事をこなすだけでなく、仕事の効率も高めていく意識が持てなければ、いつまで経っても仕事ははやくなりません。

特に今は人手不足が深刻化してきたことや、ITの進歩などの背景から、さらなる効率改善や生産性向上が求められています。

つまり、仕事を仕上げることは当然であり、その上で効率を上げ、生産性を高める心がけが大切なのです。

そういう意識を持てなければ、単に仕事が遅いだけの人間と見られてしまいます。

仕事の遅さを解決する方法

仕事が遅い人のよくある特徴についてあげてみました。いくつ当てはまりましたか?

こういった課題を解決するための方法について解説していきます。

うまく周りを巻き込もう

仕事をはやく進めるには周りの力を適切に借りることが大切です。

なぜなら、必要以上に自分ひとりで抱え込むと、チーム全体の進捗を止めてしまうためです。

もしかすると「相手に迷惑をかけるかも」と思って質問や確認、依頼ごとを遠慮してしまうのかもですが、自分だけで解決できない問題については周りに頼ることも大切なのです。

何でもかんでも頼るのではなく、「何をやろうと思っている」「ここまでは自分で調べて考えたがそれ以上がわからない」など、自分で努力した過程を踏まえて質問や確認、依頼をするのはネガティブなことではありません。業務上の円滑なコミュニケーションのひとつと捉えましょう。

完璧主義をやめよう

すべてを100%完璧にこなすのではなく、100%の出来が必要な部分と60〜80%の出来でいい部分を見極めましょう。

そもそも自分では100%完璧のつもりでも、上司から見たら完璧ではなく何かしら修正が入ることがほとんどのはず。

だとすれば一旦60%で出してしまってフィードバックを受けたところを直す方がはるかに効率的なのです。

80%から100%にするところが一番時間も労力もかかるので、本当にそこまでする必要があるかどうかは仕事の内容ごとに都度判断です。

すべてを完璧に、かつ効率良くなんて誰であっても無理でしょう。

優先順位を適切に付けよう

複数の仕事を抱えている人は、優先順位を適切に付けることを心がけましょう。

仕事の重要度と緊急性を考慮して、着手する順番や時間配分を決めるのです。

優先順位付けと時間配分がきちんとできるようになるとスケジュール管理がうまくいくので、視野も広くなりますし、効率的に仕事を進めることができます。

優先順位付けは複数の仕事を同時に進めるマルチタスクにおいて、最も重要なスキルです。

時間配分を考えよう

タスクごとに目標時間を考えながら仕事を進めることはとても大事です。

目標時間もなく、行き当たりばったり的に進めてしまうといつの間にか時間だけが過ぎてしまうからです。

目標時間を意識して取り組みつつ、休憩時間も適度に入れるなど時間管理ができるようになると、うまく頭や気持ちを切り替えたり、疲労やストレスを緩和したりと、結果的に効率良く仕事が進められますね。

仕事の効率を考えよう

仕事は単にこなすだけでなく、効率改善や生産性向上を常に考えることが大切です。

締め切りまでに間に合わせれば良いという考えではなく、より効率的に余裕を持って完了させるにはどうしたら良いかという視点を持って考えるのです。

そうしていくうちに、効率アップして仕事がはやくなるヒントが得られるもの。

効率化は時間に余裕がある時でなく、時間に制約がある時にこそひらめきます。

無駄な仕事はやめてみよう

一見必要そうな仕事や、やった方が良さそうに見える仕事。実は、そういった仕事の中にも「実はやらなくて良い仕事」が結構紛れていたりします。

ある時点までは必要だった仕事でも、いろいろと前提が変わったり、自動化が進んだりしたことで、今は必ずしも必須ではなくなったということも意外とあるもの。

定期的に業務内容の棚卸をして、本当に必要な仕事と、省略しても問題ないものを見極めて、なるべく手を空けるようにしましょう。

そうすれば、本当に必要なことだけに時間と労力を割くことができるので、余裕を持って必要な仕事を対応することができます。

仕事が遅くなる要因を考えよう

仕事が遅いと感じたり、まわりから指摘される状況であれば、そうなってしまう要因があるはずなので、分析してみましょう。

仕事がまわりと比べて遅いというのは、何かしら自分に原因があるはず。

効率の悪いやり方をしているとか、必要でない仕事をしているのなら、具体的な対処法を考えることができます。

理由がわからないと改善方法を考えることができないので、きちんと原因を分析しましょう。

スキルアップをしよう

仕事が遅い要因として、単にスキルが足りていない場合があります。

自ら積極的に学び、経験を積み、スキルの高い人の仕事ぶりを真似ることで、自分もスキルアップしていきます。

仕事環境を整理しよう

周囲の環境が原因で仕事が遅くなっている場合があります。

少しのストレスが仕事の邪魔になったりもするので、ストレスのかからない仕事環境を整えることを心がけましょう。

例えば、机のまわりを整頓するだけでも素早く必要な道具、書類、資料などを取り出せるため、仕事上のストレスを緩和させることができます。

仕事がはやくなると仕事の質も良くなり、評価されるようになります

以上、仕事が遅い人のよくある特徴と、改善策について解説しました。

自分に当てはまるものがあった人は、ぜひ本記事を参考に改善を目指しましょう。

仕事がはやくなると、時間的余裕や精神的余裕が得られ、仕事の品質も向上します。

まわりや上からの評価もきっと良くなることでしょう。