
こういった悩みに答えます。
長い仕事人生において、今の仕事は向いているのか、このまま続けていいのか不安になることはありますよね。
本記事では、今の仕事が自分に合っているのかどうか確認する方法について解説しています。

- 国家資格キャリアコンサルタント
- 東証一部上場企業のマネージャー職
- 1,000人以上の採用、育成の実績あり
仕事が合わない時に出るサイン6選
スキルが生かせず活躍できない
自分の経験や知識、スキルなどを発揮できずにモヤモヤしているのは不完全燃焼でモヤモヤしますよね。
なかなか成果をあげられないと自分がきちんと仕事で貢献できている実感が湧かず、何となく虚しくなるもの。
また、キャリアアップや年収アップも叶わず、下手すると同僚や後輩にまで差をつけられることも。
自分のスキルを生かせず苦手意識も拭えない仕事であれば、環境を変えることも検討すべきでしょう。
年収が低すぎる
日々がんばって仕事をしているのに対して年収が納得できるものでなければ仕事のモチベーションは続きません。
同じ業界や職種の相場と比べて明らかに年収が低すぎる場合は、昇給を待つよりも転職した方が手っ取り早く待遇改善できるでしょう。
同じ業界や職種の相場とほとんど差がない場合は、他の業界・職種に移らなければ待遇改善は期待できません。
プライベートの時間が取れない
仕事が忙しすぎてプライベートの時間を確保できない場合は、非常にリスクがあります。
仕事はプライベートを良くするためにしているものであり、仕事のために仕事をしているのではありません。
仕事が趣味という人ですら、仕事に追われる日々が続くと無意識的に疲労やストレスは必ず溜まります。
ワークライフバランスという価値観が広く受け入れられているように、今はプライベートを犠牲にするほど仕事に拘束されるのは心身ともに負担がかかり長続きしないでしょう。
他にやりたいことができた
他にやりたいこと、チャレンジしてみたいことができた場合は、転職を考えるよくあるきっかけになります。
新しい興味や目標が明確になるほど、今の仕事に対してモチベーションが保ちにくくなります。
集中力やパフォーマンスも下がってくる可能性もあるため、どうしてもやりたいことができた場合は思い切ってチャレンジしてみるのも良いでしょう。
体調不良が続く
急に涙がこぼれるとか、体の倦怠感、腹痛などの体調不良が続くのは、明らかにメンタル的に追い込まれている危険なサインです。
このまま無理して仕事を続けると、適応障害や鬱病などのメンタル不調になるリスクが高いです。
メンタルを病むと長期休職に追いやられる可能性が高いので、そうなる前に休職や部署異動、転職など、ストレス源から離れることを最優先に考えましょう。
人間関係に疲弊している
人間関係の悩みは仕事内容そのものの悩みに劣らず重たい問題です。
仕事をうまく進めるには自分ひとりだけでなく、まわりとの連携が不可欠です。
人間関係がうまくいっていないと、結果的に自分のスキルも十分生かせず成果をあげることができません。
人間関係はなかなか改善が難しいので、環境を変えることも視野に検討しましょう。
仕事を辞める前に考えるべきこと
ここまで解説してきた仕事が合わないサインは仕事を辞める理由に直結するかと思います。
ただ、仕事を辞める前に、勢いで本当に辞めて良いのかきちんと考えることも大切なので、以下で一緒に振り返ってみましょう。
やり残したことはないか?
仕事の向き不向きとは別に自分の気持ちがどうなのか振り返ってみましょう。
何か思い入れのある仕事や成し遂げたい仕事が残っていませんか。
特に何もなく、仕事の意義も感じられない、やる気が起きないということであれば、離れどきかもしれません。
楽しいと感じる瞬間があるか?
仕事をしている中で楽しいと思える時があるか振り返ってみましょう。
仕事はキツいことも多いかもしれませんが、やり遂げた時の充実感や達成感があるなら辞めるのはもったいないかもしれません。
逆にいえば、楽しい瞬間が全然なく、苦痛や我慢だけなのであれば、明らかに辞めどきでしょう。
実績が何もない
転職しようとした時に、採用面接で必ず聞かれるのがこれまでの仕事内容と実績。
成果をあげた内容や、プロセス、意識した点などについて説明することが必要です。
成果や実績は小さなことでも構いませんが、説明できることが全くないと苦戦するかもしれません。
ひとつでもいいので小さな成功体験を持てるまで現職に打ち込むのもひとつです。
寿退社のとき
女性の寿退社がみんなの憧れだった時代がありましたが、今は逆に「もったいない」「本当に大丈夫?」などと思われることも。
一度寿退社でキャリアが途切れると、出産や育児が落ち着いて復帰しようとした時に、再就職先が満足に見つからないリスクがあります。
よほど強力な資格を保持していたり、しっかりとした実績や経験があるのでなければ、退職ではなく休職にしておくのもひとつです。
退職理由がハッキリしない
仕事が嫌になることは誰にでもあることだと思います。
しかし、単に何となく辞めたい程度の、フワッとした感じで辞めるのはリスクが高いです。
年収を上げたい、新しい人間関係でやり直したい、ブラック上司から離れたいなど、辞める目的を明確にしましょう。
転職先が決まっていない
何も働かなくても半年は生活できるなど、よほど貯金に余裕がない限り、転職先を決めずに仕事を辞めるのはやめましょう。
衝動に駆られて仕事を辞めると、転職先がなかなか決まらずに生活費に困ったり、そのため結局転職先を妥協して決め、本来転職で叶えたかった希望が叶えられないなど本末転倒な事態になりかねません。
今の仕事が本当に嫌なら、さっさと転職サイトなり転職エージェントに登録して先に転職先の内定を獲得することが先決です。
まとめ
以上、仕事が合っていない時のサインについて解説してきました。
仕事のどんなところが不満で合っていないのかを理解した上で、今の職場のままで改善できることなのか、そうでないのかを見極めることが大切。
今のままで改善の見込みがないと少しでも感じるのであれば、実際に転職するしないは別として、まずは転職サイトに登録するなり転職エージェントに相談することから始めましょう。無料ですので。
本当に嫌になってから転職活動するのはしんどいので、良い求人がないか日頃からチェックしておくのがオススメですし、他の可能性があるとわかるだけでも気持ちがかなり楽になりますよ。